ストロベリーのサイトでも紹介がありますが、
8月1日から11月8日までトーキョーワンダーサイトにて開催中の
大巻伸嗣「絶・景-真空のゆらぎ-」展において、
映像と写真の制作を担当しました。
この写真は、約1400度の高温でガス化溶融炉によって焼却されたスラグ。
そんな黒い灰を、ぼくは8"×10"のカメラで撮影しました。
この展覧会は、仮題として「環境展」と名付けられていたように、
環境問題がテーマのひとつでもあります。
しかし大巻さんは、その問題提起の必要性はもちろんのことなのですが、
その現実から、何が生み出されるのか、
そして、何を生み出して行かなくてはいけないのか、
ということを、インスタレーションというかたちで、
展覧会を体験した人々の中にある時間と空間を共有して行きます。
きっと観る人(体験する人)によって、様々な印象を持つと思うのですが、
この何ものにも例えがたい”うつくしさ”を、ぜひとも体験してみて下さい。
しかも今回の展示は、大巻さんにとっても新しい展開なのです。
そして今後も、大巻さんとぼくの共同制作は続く予定です。
そちらもお楽しみに。