October 2015アーカイブ


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先日、京都展にて、久しぶりに会った友人から
「これ、菅原さんの誕生日の本!」と、
1冊の文庫本をいただきました。

これは「未来屋書店」という本屋さんの企画で
同じ誕生日の作家が書いた本をセレクトして、
BIRTHDAY BUNKO」として特別のコーナーを作って
各書店で展開しているようです。

ちなみに、ぼくの誕生日5月26日の「BIRTHDAY BUNKO」は
まだ読んでいませんが、渡辺慧さんの「知るということ」という哲学書?

そして、その文庫をプレゼントしてくれた友人の誕生日は2月18日。
その日の「BIRTHDAY BUNKO」は
オノ・ヨーコさんの「グレープフルーツ・ジュース」という詩集。
この本は、1964年にわずか500部という限定本として出版され、
1970年に英語版が、そして1993年に33点の写真と共に復刻されました。
その後、現在に至るまで文庫として発売されています。

その22年前に復刻された本の中に、ぼくの写真も1枚入っています。
そのことを知らなかった友人は、
この本を奥さまからプレゼントされたそうなのですが、
ページを捲って、ぼくの写真を見つけて、たいそう驚いたとのこと。

そんなちょっとした偶然ではあるのですが、
このように、ひとつの企画によって立ち現れてくれた過去が、
今、こうやって新たな時間を生み出すこともあるのですから、
これはとても"うれしい偶然"でした。

そして、ぼくの写真の横には、

「呼吸しなさい。」


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20151017 16:52 Shikotsuko Hokkaido


現在、北海道に出張中ですので、
今週は、そんな出張先から「今日の空

相変わらず、北の空が続いています。
昨日は、日没を迎える支笏湖にての「今日の空」
秋は、東京と北国に気温差が大きい季節。
ここ北海道では、日が落ちると一気に寒くなります。
どうやら、こちらの今年の冬は少し早いような。。。

昨日も、支笏湖では夕方になって大量の"雪虫"が発生。
この虫が出てくると、およそ一週間ほどで雪が降ると言われています。
湖面では、大量のヒメマスが、そんな虫たちを食すために
大きく湖面を揺らしながら群れをなしていました。

そして今週は、23日より先週お知らせした「北 Kita」展が始まります。
そんな折に、今日もこの北国の空の下にいることを不思議に思いながら、
そして、写真展に出展する"津軽の空"に思いを馳せて、
ぼくは、今日もまた、北の空を見上げています。


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1985年にぼくたちは、京都下鴨の"Gallery・DOT"にて、
「Comme Je Suis」という卒業記念のグループ写真展を開催しました。
今でこそ、写真のギャラリーはたくさんありますが、
当時は、関西でオリジナルプリントでの企画展をやっていたのは
ここ"ギャラリー・ドット"だけでしたので、ぼくたちのグループ展も
そんなギャラリーにおいて、初の学生の写真展ということで、
ちょっとしたニュースとして「京都新聞」で紹介されたほどでした。
タイトルの「Comme Je Suis」とは「あるがまま」という意味ですが、
それは、ギャラリーのオーナー岡田さんのご友人が付けてくれたもの。
その時は「えっ、フランス語?」と思ったりしましたが、
その後ぼくはフランスに行くことになるのですから、
人生とは、不思議なめぐり合わせの連続です。

そして、そのグループ展を偶然観に来てくれた東京のギャラリーのキューレターが
その翌年に、ぼくに初個展の機会を与えてくれました。
ですので、ぼくの写真家としてのスタートは、
すべては今回の「ギャラリー・ドット」と共に始まりました。
その後も、オーナーの岡田さんとはずっと仲良くさせていただいていますので、
本当に、ぼくのすべてを知っています。笑

考えてみたら、どんな時代もぼくはこの場所を勝手ながら大きな起点として
岡田さんと共に、さまざまな時間を過ごしてきました。
そんなすべてのはじまりだった「Comme Je Suis」展から
なんと今年で30年。。。

そして今年の冬、ご存じのようにここのところ十勝地方を撮影していますが、
そのグループ展において、中心的な存在だった高原淳さんは
(というとかえって照れくさいので、じゅんちゃんですみません)
現在、ソーゴー印刷という印刷屋の社長さんで、
スロウ」という北海道に根ざしたすばらしい雑誌の出版を手がけています。
そんなじゅんちゃんと、久しぶりに連絡を取り合って、
地元である十勝を案内してもらいながら、撮影に出かけました。
学生時代のぼくたちは、こうやってよく一緒に撮影に出かけたりしていました。
なんだかとても懐かしくて、二人して学生時代に戻ったようで
うれしくなって「岡田さんに電話してみよう!」と
「岡田さん、今、じゅんちゃんと一緒に撮影してるんだよ!」と話したら、
「ええなぁー、ところで菅原くん、今年であれから30年やで!」と岡田さん
「あー、そうかぁー!」だったらとじゅんちゃんと相談して
「もしよかったら、岡田さん展覧会やりましょうかー!」
「ちょっと待ってなー、あっ、10月空いてるでー!」
ということで、今回の展覧会と相成りました。

じゅんちゃんは、地元北海道の撮影を繰り返しています。
そしてぼくは、青森津軽の撮影を続けていることもあって、
そんなそれぞれの北国の写真をということで、
タイトルは「北 Kita」としました。
じゅんちゃんの北海道と、ぼくの津軽。
そして、あの時のそれぞれの写真も一枚ずつ、30年ぶりに展示します。

11月1日15時より、会場のギャラリー・ドットにて
トークショーのようなものを行いますので、
お近くの方は、ぜひお越しください。
遠くの方々も、秋の京都観光を兼ねて、ぜひぜひ。

ぼくは23日初日より週末、そして次の31日より最終日11月4日まで在廊予定です。
ぼく自身もとても楽しみにしていますが、たくさんのご来場をお待ちしています。


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久しぶりに自身のHPのリニューアル。
そちらはまだ完成していませんが、
それと共に「今日の空」のページもリニューアル。
今回のページは、スマホバージョンも含めて全画面表示ですので、
今まで以上に、そこにある"光"のことが気になります。

「光を観るために空を撮る。」と
2002年元旦より始めた「今日の空」ですが、
こうやって丸13年に渡って毎日の空を見続けていると、
当然のことながら、そこの光の中で暮らす人々について、
そして、その光の中で育まれる文化について、
それまで以上に、はっきりとしたかたちで感じとることがあります。

先日、北海道帯広にて、これまで撮影してきた十勝の写真を
ある式典において、まとめて観る機会があったのですが、
ぼくは不思議なことに、自身の写真なのにもかかわらず、
少しばかり客観的になりながら、津軽の空を思い出していました。

そして今日、ハンガリーの美術館から写真を観に来られたキューレターに
そんな「北の光」についてのぼくの思いをいくつかお話ししたのですが、
今度は、そうやって話をしているぼくの頭の中では、
その続きになるであろう新たな「北の光」について、
それはまだ見ぬ世界なのにも関わらず
割とはっきりとしたかたちで存在しています。
しかも、それらはすべてとてもあたたかい印象があります。

その答えなどわかるわけなどありませんが、
ここのところぼくには、いつかどこかで忘れ去られてしまった、
もしかしたらとても大切なこの国の起源のような世界へ
しっかりと導かれているような実感があります。
そして、そこで次から次へと現れるいろいろについて、
それをもっともっとしっかりと向き合って、
もっともっと知りたいと思っているのですから、
どうやら、まだまだ北への旅が続いていきそうです。

そしてそれはすべて、この「今日の空」を続けていく中で、
その「空」のつながりと共に、はじまっていったような気がします。

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