November 2006アーカイブ


今日は何かと空の上にあるものに
目がいった一日だったような。

飛行機、ヘリコプター、鳥、落葉、
そしてゴミまでが空を舞っていた。

こうやって無意識のうちに、
自身の目線が、いつもと少し違うことに気が付くとき、
最初は「きっと、それには何かの理由があるのかも?」
なんて思ったりもするけれど、
今日のように、ただ何となく
というときもあるのがおもしろい。

そして今日は、そんな空の下で、
先程まで20年来の先輩と
久しぶりに、ゆっくりと話をした。

ただ、何となくホッとした。
ただ、それだけのこと。。。

実は、この空の中にも飛行機が飛んでいる。
よく見えないけれど、それはけっして錯覚ではありません。(笑)

そんな西高東低の空の中を飛行する飛行機を見ながら、
しばし立ち止まって、ただその軌道を追いかけた
それもまた、たまたまな空。@横浜


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何と、本日おどろくことに、
先日、このブログでも紹介した
M.A.Recordings"代表のタッド・ガーフィンクルさんが、
自ら、先日ぼくが購入したCDを届けに来てくれた!

それだけでもおどろきなのに、
彼は、たまたまぼくのWebを見て興味を持ってくれたようで、
ぼくがオーディオ好きなのもばれていて(笑)
何と!数々の名録音に使用されている
この特製マイクと、デジタルレコーダーを持って来てくれた。
しかもこの特製マイクは、ロジウムの削りだしとのこと。
何だかそれを見せてもらっただけで、無性にワクワクした。(笑)

そして二人で、ちょっとユニークなランチをご一緒し、
長々と、たのしく”音と時間”の話。
その上、彼が親しくしているメーカー
これまた超弩級の純銀製のケーブルを、
「ぼくはこれ、好きなのですが、
ちょっと、試してみてください。」と、
置きみやげまで残していってくれた。

今も、このブログを書きながら、
彼が録音したCDを聴いているけれど、
やはりとてもあたたかい音がしている。

とにかく、今という何もが、ただ便利になった時代に、
もしかしたらタッドさんがやっているようなことが
とても大切なのかも、なんて思った。
しかも、それは今という時代でなければ出来ないこと。

そんな音を、もっと聴いてもらいたいなと思って、
改めて"M.A.Recordingis"をご紹介。

タッドさん、ではまた近いうちに。草々


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東京は、昨晩より雨。

雨が降ると、何となくあたりは静かになって、
そのせいで、それこそ先日の奥多摩ではないけれど、
しっとりとしていて、いい感じ。
しかも季節柄か、ジメジメしているのではなくて、
これぞまさに、”しっとり”。

紅葉の方はというと、相変わらずまばらな感じ。
昨日は、そんなしっとりと静かな日曜日。
ぼくは、相変わらずのお仕事三昧。
といっても、主な仕事は原稿書き。。。
そのせいか、仕事は一気に進む。

ところが、そんな時にはいつも、写真が撮りたい!
なんて思うのだから、それはそれでおもしろい。(笑)

それにしても今日の東京は、
それはまるで街全体が
水を打った、京都あたりの玄関先のような感じ。。?

それでも、やはりこころのどこかで
見たいと欲しているのは、
赤い葉っぱと青い空なのかもしれない。


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今日はまた、朝から空にはまっ白な雲が拡がっている。
それでも、この雲のおかげか?
朝の冷え込みは、昨日などに比べるとおだやか。

今日は、久しぶりに「音の話」。

写真をやっていると、いつも思うのが
音と時間の関係。
言い方を変えると、写真の中に含まれている時間のこと。
もちろん、世の中には今では
"Movie"という、その両方を兼ね備えたものが
あるには、あるのだけれど、
それだけでは、単純には解決しない
もっと別の、もっと大切な関係があるような?

そのせいもあって、ここのところまたオーディオがおもしろい。
おもしろいもので、写真を撮っていて
いつも新たな局面をむかえたときに、
その答えを導いてくれるのが、実は音の世界だったりする。

最近では、カメラといえばデジカメという時代になって、
オーディオの世界でも、同じように"iPod"をはじめとした
デジタル機器が、ものすごい勢いで世の中に蔓延している。

そしてぼくが興味があるのは、
そのことで出来ることと、出来なくなってしまったことのいろいろ。
当然、ぼくには時に、その両方が必要なときがあって、
そのおかげで、試行錯誤を繰り返しているといえば、
そういうことなのかもしれない?

出来れば、そんな面倒なことはしたくはないけれど、
それを乗り越えないと、楽しくならないのだから仕方がない。(笑)

そんな最中、ちょっとおもしろいものを見つけたのでご紹介。
それは、今月号の雑誌「ソトコト」にも
そのオムニバス盤が付録で付いていたけれど、
"M.A. Recordings"というインディーズレーベル。
驚くことに、このレーベルでリリースされているものは、
Toddさんというアメリカ人のオーナーが
すべて一人で、たった一台のDATレコーダーと
特製のコンデンサーマイク二本だけで、
しかも一切、レコーディングスタジオを使わないで
路上や教会などで録音されている。
その上、そのCDジャケットの写真もデザインも
すべて一人でこなすという徹底ぶり。
そして、何よりも驚くのが、その音の質の高さ。
どうやら、オーディオマニアの間でも
その音は話題になっているとのこと。

そして、そんな話をしていたら、
とてもタイムリーなタイミングで、
友人から、あのSONYから久しぶりにSONYらしい商品
その名も「デジタルデンスケ」なるものが発売されたとの情報。
しかもこれ、ちょっと格好いい!

相変わらず、だからどうしたという話ではあるけれど、
どうやらまだまだ、やることはたくさん残っているみたい。
そして、これもまた相変わらず、
やはりぼくが見てみたいと思っているのは、
きっとすてきな”ほんとうのこと”。


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今日は、これといってひまになったわけではないのに、
こうやってMacに向かっている時間が長いような気がする。。。

毎日の中で、いろんなことがあって、
そしていろんなことを思って、
それこそ、ここにそれを記していこうと思っているのに、
なかなかそれが出来ていないのが現状。

考えてみたら、最近カメラを含めて、
何かと”ものが壊れる”ことが多い。
そのたびに、修理をしてもらったり、あきらめたり。

そんな中で、今日はひとつとてもうれしい修理品が届いた。
これは、昨年はじめて「ほぼ日手帳」を購入したときに、
調子に乗って、いっしょに買った、手帳よりも高いボールペン。(笑)
でも、すごく書きやすいし、重さもちょうどいい。
何をかくそう、ぼくはむかしから、
あの”ノック式”をいわれる筆記具が大の苦手。
それも手伝って、今では毎日の中で欠かすことの出来ないもののひとつ。
そして、その頭にはごらんのような
かわいいペリカンの親子のマークが付いている。
ぼくは、こういうちょっとしたことが大好きのようで、
愛用している”9,999”のメガネのはなの部分に付いている
”亀のかたちをした金具”も大好きなもののひとつ。(苦笑)

ある時、気が付くと、知らない間にとれてしまったようで、
そんな大好きな”ペリカンマーク”がなくなっていた。。。
別に使えなくなったわけではないのに、
そのことで頭がいっぱいになるほどの大ショック。(笑)
そして、さっそく某大手文具店に持ち込んだところ、
「ペリカンの修理は、最低でも5000円かかりますが・・・」と言われ、
さすがに「だったら新しいものを買おうかなー」と思ったけれど、
念のためと思い、ペリカン・ジャパンに電話をしてみた。
当然、保証書はなくなっている。(笑)
にもかかわらず、電話で応対してくれた女性はとても親切で、
「大変、失礼しました。こちらは割と新しい商品ですから、
保証書がなくても、保証期間扱いで直させていただきますので、
お手数ですが、お送りください。」とのこと。

そんなわけで、お言葉に甘えてすぐにお送りし、
そして本日、修理されてペリカンが帰ってきた。
しかも、新たに保証書までつけていただき、
その上、完璧なメインテナンスが施されていた!

うれしかったので、お礼の電話をしたところ、
「今後とも、よろしくお願いいたします。」とのこと。
そしてこちらも「大切に使わせていただきます。」
と電話を切った。

こういうのって、やっぱりいいかも。
そして単純なぼくは、
来年は、モンブランではなくて、
ペリカンの万年筆を買おうと思ったのであった。(笑)


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今日は天気予報に反して、久しぶりの秋晴れ。
青い空は気持ちがいいけれど、今日は冷える。。。
それにしても、今年は秋晴れの日というのが少ないような?
そのせいか、紅葉も各地で遅れている模様。
というよりも、場所によっては紅葉を楽しむ間もなく、
落ち葉となっているところも多いと聞く。
ぼくの毎年恒例の紅葉の撮影も、その予定が、
やっと今日になってはっきりしたところで、
実はまだ終わっていない。。。

もしかしたら、このまま一気に冬?

そんなことを考えていたら、
今日はやたらと落ち葉に目がいくようで、
それもこれも、きっとこの冷たい空気のせい。
その冷たい空気の中を、鳥たちが横切っていく。

彼らだって寒いんだろうなーと思っていたら、
ぼくの目線も、今度はいつもよりも
少しだけ遠くを見ているような気がした。


そんな気持ちと目線の場所が交錯しながらも、
今日は秋だな〜と、ちょっと思えた冷たい空。@中目黒


それにしても、かなり寒くなってきた。
そして昨日からは、とても強くて冷たい雨。。。

今日になって、雲間から光が射し、
青空も見えてきたので、
これで回復かと思ったら、夕方になってまた雨。。。

そういえば、このところこのブログも停滞気味。。。

もともとは、自分のメモのようなつもりで書いていたけれど、
今では、多くの人がこのブログを読んでくれているようで、
たくさんのメールをいただく。多謝。
そして毎回「うれしいな〜!もっとがんばらなくては!」
と思うのです。
その気持ちがうまく書けなくて。。。

今日は雨が続いているので「。。。」を連発してみました。(笑)
あ〜、原稿。。。(汗)

何はともあれ、どうやら今日は、ちょっと勇み足の青い空。@中目黒


今日は、午前中はおだやかだった秋空も
午後になって暗雲が空を覆い、
やがて、空からは大粒の雨。

秋の空は変わりやすいというけれど、
今日の空が変わるすがたを見ていると、
単なる気象現象ではなくて、
どこかでとても具体的なすがたをした雷さんが、
「ふ〜〜っ!」と大きく吹き上げたような感じに見えた?

そんなことを思ったのは、きっとこれのせい。。。


蟲師 特別編集-蟲往来-初回限定特装版

蟲師 特別編集-蟲往来-初回限定特装版

今日届いた、この「蟲師 特別編集-蟲往来-初回限定特装版」は、
今回の一連のアニメ「蟲師」にとっても最後のDVDセット。
このオープニングディレクターをつとめたアニメ「蟲師」の中で、
実は、エンディングの映像も担当していた。
もちろん通常のオンエアでは、
いわゆるタイトルバックだったけれど、これがなかなかの好評で、
今回、「エンディング映像集」というかたちで
新たに生まれ変わり、このDVDの中に収録されている。

エンディング映像といっても、
全26話に対して、ひとつひとつ各話に合わせて写真を組んでいったので、
実はとても難しく、かなり大変な作業だった。

そして、それがこうやってまとまってひとつになったとき、
これもまた、もうひとつの「蟲師」だったのが、
とても不思議で、でもとてもうれしくてご紹介。

ちょっといい感じの「ギンコ」のフィギアも
おまけで入っている。
特に今まで、一度もアニメ「蟲師」を観たことがない人には
ダイジェスト版にもなっているので、
そのうつくしい世界を垣間見るだけでも、
ちょっとおすすめかも?

フィギアなしはこちら

蟲師 特別編集-蟲往来-

蟲師 特別編集-蟲往来-


今日は、第7回東京観光写真倶楽部の撮影会。
向かうは、紅葉狩りに奥多摩へ。

ところが今日は、朝からあいにくの雨空。。。
ひとりだったら、あっさりと延期という天気だけれど、
もちろんこちらは雨天決行。

しかも今回は、ロケバスながら、
はじめてバスを借り切って、新宿に集合して一路奥多摩へ。
まず最初に向かったのが、鳩ノ巣渓谷。

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しかし残念ながら、相変わらず雨は降っていた。
それでも、紅葉はまだ少し早かったけれど、
その雨のおかげで、ここが東京であることを忘れるほど、
霧が立ちこめた風景は、まさに幽玄の世界そのもの。

それは、とてもしっとりしていて、
目にもやさしい景色。
そして、所々には美しい紅葉。

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そして、そんな渓谷を眺めながら、
小雨まじりの中で、大好きな金兵衛さんのお弁当。
やはり、こんな天気でも、外で食べるお弁当は格別。

写真の方はというと、時折ハンカチでカメラを拭きながらも、
ぼくのハッセルも、快調にフイルムは回っている。
個人的には、もう少し撮りたかったけれど、
後ろ髪引かれながらも、次なる目的地の奥多摩湖に向かう。

奥多摩湖は、東京都で最大の人工湖。
ということは、ぼくたち都民にとっても、
大切な水の貯蔵庫ということ。

そんな奥多摩湖の畔を、ふらふら歩いていると、
突然、霧の立ちこめた雲間から、うっすらと光が射してきた!

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天気に強いことを自慢にしているぼくも(笑)
さすがにあきらめていたので、それはかなりの驚き。

そして、何となく明るくなっているような気がして、
後ろを振り向くと、何とそこには青空が!!!

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とにかく、最初は「最悪〜!」と思っていた天気でも、
今日でなければ、そして東京でなければ、
見ることが出来なかったであろう光景が、
たくさんそこにあったことはたしか。

それにしても東京というところは、おもしろい。

そして、そんな今日の撮影会を締めくくるように
ぼくたちが観光した奥多摩湖の上には、

とてもびみょうで、とてもうつしくて、
それでいて、とてもやわらかい光がただよう奥東京の空。@奥多摩湖


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今日は、一段と透明感の高い光。
この発色の良さは、ちょっと南仏の光に似ている。

そんな空の下、今日ははじめて田尾ちゃん
ぼくの写真を撮ってもらった。。。

「どんな感じで撮りましょうか?」
「うん、タオワールドでお願いします!(笑)」

考えてみたら、彼女とはもう10年の付き合いになる。
時が経つのは早いもので、あの頃彼女は17歳。
そして、今ではちょっとした売れっ子カメラマン。
カメラを構える姿も堂々としている。
そんな姿を見ていると、なぜかちょっとうれしかった。

それにしても、以前に武井さんにも
撮ってもらったりしたけれど、
やはり撮られるというのは照れくさいもの。

それでも、光もきれいだったので、
仕上がりがたのしみ。。。


最近、途切れ途切れだったこの研究室。
もちろん、相変わらず日々研究は繰り返している。(笑)

ただ連載の原稿なんかもあるもので、
いわゆる「筆が進まなかった」というやつなのかも?(苦笑)

それにしても、秋もかなり深まってきた。
そして紅葉が終わると、今度はあっという間に冬。
とにかく、日に日に寒くなってきた今日この頃。

あわてて収穫されていくキャベツの姿に
季節を感じた、そろそろ冬支度な空。


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車窓に、こんなにもうつくしい景色を
目にしながらの帰京。
ところがそれも、大宮あたりから一転して、
いきなり、おもちゃ箱をひっくりがえしたかのような景色に変わる。

あ〜あ、と思いながらも、
ただぼやくのも好きじゃないので、
今、この中にある自身の日常にしっかりと向かい合うつもり。。。

それにしても、やはり田舎の景色というのは、
とても目にも、やさしいような気がする。
その色を観て、光を感じて、
”目”そのものが、とても楽しんでいた。

それが写真に写ったら、きっといい写真になるのにな〜
などと思った紅葉帰りの空。


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山形の紅葉は、まさに今が見頃。
朝は少し霞んでいた空も、あっという間に青い空。
そして、その空に下には、色とりどりの山。

それにしても、空が広い。


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日本海に日が沈む。@いなほ5号

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