今日は、第7回東京観光写真倶楽部の撮影会。
向かうは、紅葉狩りに奥多摩へ。
ところが今日は、朝からあいにくの雨空。。。
ひとりだったら、あっさりと延期という天気だけれど、
もちろんこちらは雨天決行。
しかも今回は、ロケバスながら、
はじめてバスを借り切って、新宿に集合して一路奥多摩へ。
まず最初に向かったのが、鳩ノ巣渓谷。
しかし残念ながら、相変わらず雨は降っていた。
それでも、紅葉はまだ少し早かったけれど、
その雨のおかげで、ここが東京であることを忘れるほど、
霧が立ちこめた風景は、まさに幽玄の世界そのもの。
それは、とてもしっとりしていて、
目にもやさしい景色。
そして、所々には美しい紅葉。
そして、そんな渓谷を眺めながら、
小雨まじりの中で、大好きな金兵衛さんのお弁当。
やはり、こんな天気でも、外で食べるお弁当は格別。
写真の方はというと、時折ハンカチでカメラを拭きながらも、
ぼくのハッセルも、快調にフイルムは回っている。
個人的には、もう少し撮りたかったけれど、
後ろ髪引かれながらも、次なる目的地の奥多摩湖に向かう。
奥多摩湖は、東京都で最大の人工湖。
ということは、ぼくたち都民にとっても、
大切な水の貯蔵庫ということ。
そんな奥多摩湖の畔を、ふらふら歩いていると、
突然、霧の立ちこめた雲間から、うっすらと光が射してきた!
天気に強いことを自慢にしているぼくも(笑)
さすがにあきらめていたので、それはかなりの驚き。
そして、何となく明るくなっているような気がして、
後ろを振り向くと、何とそこには青空が!!!
とにかく、最初は「最悪〜!」と思っていた天気でも、
今日でなければ、そして東京でなければ、
見ることが出来なかったであろう光景が、
たくさんそこにあったことはたしか。
それにしても東京というところは、おもしろい。
そして、そんな今日の撮影会を締めくくるように
ぼくたちが観光した奥多摩湖の上には、
とてもびみょうで、とてもうつしくて、
それでいて、とてもやわらかい光がただよう奥東京の空。@奥多摩湖