October 2005アーカイブ

今日も朝からはっきりしない天気。午後になって、幾分あかるくなるかと思っていたけれど、その光も今ひとつ力が無く、一日中曇り空。

そんな空の下、今日は、昨晩セイゲンさん宅で「SACD」を聴かせてもらったこともあって、久しぶりに自身でも、音を出してみる。
まず最初は、それこそ昨晩聴かせてもらったボブ・ディランの「ナッシュビル・スカイライン」。解像感こそ、若干ドーピングされた「SACD」に劣るものの、音楽という観点になると、やはりオリジナル盤には叶わない。言葉で表すと、体温を感じるということかもしれない。
そして、次はライトニング・ホプキンスの名盤「MOJO HAND」。
ブルースもなかなか調子がいい。やはりこの世界になると、マーク・レビンソンのアンプが、水を得た魚のようにJBLのスピーカーをドライブしてくる。しかもそこには、ブルース独特の影がある。
その後何枚か、いろいろと聴いてみて、最後は自身のいろんな意味での定番でもあるジョン・レノンの「イマジン」。実はぼくはこの「イマジン」を4枚持っている。(笑)ひとつは中学生の時に買った日本盤。そしてもう一つは大学生の時にジャケットの色の感じが異なったので、何となく手に入れた米国盤。そしてオーディオを始めてから、オリジナル盤の魅力に取り憑かれて、ビートルズのオリジナル盤を買い漁りながら、同時に増えていった英国盤のサード・プレスとファースト・プレス。しかもCDもマスタリングが変わる度に買っているから、自分でも呆れる。(笑)とにかく、ぼくにとってはそれ程に大切なアルバム。

久しぶりに聴いた自宅の音は、季節の空気の力も手伝って、その音は以前よりも説得力を増していたような気がした。

そして今晩は、沼ちゃんの家にお呼ばれ。しかも本日伺った最大の理由のものを忘れてお邪魔するという為体に、自己嫌悪。(陳謝)
ただいつものように、自身のエネルギーの源「特製肉じゃが」を中心とした手料理を、ご馳走になっただけで、本当にごめんなさい。反省しています・・・

今日は日曜日。それでもぼくの中に日曜日が生まれてこない感じが、何とも空同様にスッキリしない。ただ、こうやって大切な友人のと過ごす時間があるだけでも、大切な日曜日の空。@東北沢

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昨日の「今日の空」のコメントでも書いたように、昨晩、オノ・セイゲンさん宅で秋刀魚パーティー。
現在、秋刀魚の群れは千葉沖合まで、南下しているとのこと。しかも今年は秋刀魚の当たり年。その量も質も、かなりのものと聞いている。その上、昨日の秋刀魚は、宮川さんのご尽力で、本場、岩手の大船渡より獲れたての新鮮な魚がぼく達の食卓に並んだ。
それらは見ての通りに、船の上から直接届けられたかのように輝いている。脂の乗り加減もちょうどいい感じで、どう見てもスーパーで売られているものとは少し違う。
そうやって大船渡より届いた数十の秋刀魚を、セイゲンさんが音へのこだわりと同様の細やかさで、裁いてくれた。しかも塩焼き用以外のものは、三枚に下ろして、中落ちまで採ろうとするから凄い!

そしてまず最初にテーブルに並んだのは、お刺身。
驚いたのは、青魚独特の生臭さが全くなくて、しかもその食感も、今まで味わったことがない感じのきちんとした歯ごたえがあって、味も美味なのはもちろんのこと、魚という感じがしない。

そして次は、定番の塩焼き。
こちらは、気が付けばぼくの担当? まずはベランダに用意されたバーベキューコンロに炭を熾し、セイゲンさんの手解きを受けながらの焼き三昧。

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しかも驚くことに、ベランダの横には扇風機とドライヤーが用意されていて、これで火力と煙を調節するのである! 流石セイゲンさんである。団扇もいいけれど、これだけの量を一度に焼くには、これはかなり便利。そのおかげで、程々にいい感じの焼き加減で完成。
そんなわけで、塩だけで醤油もいらない程にしっかりとした味で、大根おろしだけでも充分に美味。その上、腑も普通のものに比べて比較にならない程に、美味しく食べることが出来るさんま。
改めて、大船渡、おそるべし。

そして最後は、セイゲンさんが三枚に下ろして、前もって漬けておいてくれた、特製マリネ。
これも漬けた時間によって、微妙に味が変わって、セイゲンさんの「今は、これがいい!」との合図で?いただいてみる。とにかく全てが美味。

そんなわけで、いただいたのは全て秋刀魚。しかしそれだけで、大満足。(多謝)

ぼくはただひたすらに、ベランダで焼きを担当していたが、それでも多くの初めてお会いした外国人のお客さんも含めて、秋刀魚と過ごした? 楽しい時間だった。

とにかく、たまにはこんな秋の夜長もいいものだ。

正確に言うと、既に10月30日午前3時。
間もなく、アニメ「蟲師」の第二話「瞼の光」が放映される。それこそ先週の第一話は、山形にいたので生で観ることが出来なかったので、リアルタイムで観るのは今日が初めて。しかも、第一話はぼくが担当したオープニングも、説明が入ったので即席で仕上げた「60秒バージョン」だったが、今回はオープニングも正規の「90秒バージョン」。おそらくオープニングの見え方も、かなり違った印象になるはずなので、それも含めてちょっと楽しみ。

それでも、結局こうやって帰宅したのは、遂先程。
今日は、午後より事務所に出て、静かに仕事をして、その後、山代温泉「あらや」の女将さんのご紹介で、現在青山でやっているガラスの展示会に向かう。その「あらや」のバーにあるものと同様に、並んでいる全てのガラスはとても滑らかで、その美しい仕事は極めて秀逸。

ぼくもそのガラスのグラスをひとつ買い求めて外に出ると、あたりは、まだ雨が降っている。ちょっとは心配したものの、何となく大丈夫なような気がしていた?
そしてその足で、オノ・セイゲンさんのお宅に伺って、サンマ・パーティー。
やはり雨は上がった。
しかも本日の秋刀魚は宮川さんが大船渡から直接手に入れてくれた、この上なく新鮮なもの。何より見た目にも美しく光っている。その姿はまさに「秋の刀」そのもの。その秋刀魚をセイゲンさんが、腕をふるって、ひとつひとつに拘って、刺身に、塩焼きに、マリネにと料理してくれた。(多謝)
当然のことながら、その味も見た目に違わぬ程に美味。
ぼくの仕事は、ベランダに炭火で火を熾しての秋刀魚焼き。

そして、秋刀魚が美味しかったのはもちろんのこと、それは数人の外国人の方と共に、楽しい時間だった。ありがとうございました。
そんなわけで、深夜の帰宅。

それこそ間もなく、「蟲師」。
写真家であるぼくが、こうやってオン・エア前に、何となくソワソワしている不思議?

雨が上がって、夜も更けながら、むしろ夜明け間近の時間の中で、一日床の一週間を振り返る土曜日の空。

今日も、何だかんだと深夜の帰宅。

もちろん今日もいろいろあって、それでも今日は昼間っから、あっという間に晴れ上がった空の下で、打ち合わせと称して? お邪魔した玄さん宅で、手作りのおもてなしと共に、ゆっくりとした時間を与えてもらえた。(多謝)

だから今日は、いろんな思いと共に、そのまんまながら「玄さんち」の空。@高円寺

またしても深夜の帰宅。
深夜になって、朝からシトシトと降り続けた雨も上がる。

そして今日も、こうやって一日を振り返ってみると、走馬燈のように様々な光景がそれぞれの顔と共に浮かび上がってくる。
しかも、簡単に羅列してみてもその全てが大切なこと。
今日は昼より、早速「CG WORLD」という少々縁遠い?雑誌の依頼で、先週末より放映が始まったアニメ「蟲師」のオープニング映像についてのインタビュー。担当編集者も同行の若いカメラマンも非常に穏やかで、気持ちよく話が出来たような?(多謝)
そしてその場でも、ぼくは気が付くと「ほんとうのこと」という言葉を繰り返していた。

そのあと、北海道より吉岡さんが本日上京。12月に札幌で開催予定のチャリティー写真展の打ち合わせ。考えてみれば、元コマーシャル・フォト編集長の吉岡さんともデビューの頃からなので、長いお付き合い。今から、雪の札幌が楽しみ。そして札幌は、遂に今日初雪が降ったとのこと。

他にも、中目黒に向かう道端で、偶然に通りがかった一磨氏に久しぶりに会ったり、これまた久しぶりの仕事の依頼があったりと、あれやこれやと書き綴ることが難しい程に、たった一日の中でもいろいろなことが起きるもの。

そんな多くの出会いを繰り返し、スタッフのみんなも帰った後で、ひとり先日撮影した村上龍氏のポートレイトのプリント。そんな感じで静かに作業を進めていると、アートランドの渡辺さんが、写真をピックアップに来てくれた。(多謝)そして暫し、深夜の歓談。

こうやって一日が終わって、日課のようにスター・トレックを見ながら静かに自分と向かい合う時、やはりぼんやりと思い描くのは・・・・・・・・・?
読者の方々にも、勝手に思い描いてもらおうと思って・・・・・・・・・

それにしても、肝心のことの多くが中座している現状は何も変わっていない。そしてそのことが、相変わらず頭を悩ます。

そんな冷たい雨空の下でも、小さな笑顔の連続に救われる日常の空。@中目黒

今日は、こうやってPCを開くのも「今日の空」の更新以来のこと。そして気が付けば、深夜。
相変わらず、何かと慌ただしい毎日が続いている。
そんなわけで、ここでも何度も言っている、土曜深夜より放送が始まった「蟲師」に関しても、読者の方々より、多くの賞賛のメールを戴くも、まともお礼も書けずにこの場を借りて陳謝。
そして、このアニメ「蟲師」の為に開設された「蟲師空間」の方でも多くの方が、このアニメを喜んでくれている様子が伝わってきて、こちらまで幸せな気分になる。(改めて多謝)

昨晩は、楽しみにしていた「ほぼ日」主催の「はじめての中沢新一」なる中沢新一氏の講演を聞きに東京国際フォーラムに向かう。内容が興味深かったのはもちろんのこと、個人的にも、ぼくがデビューした頃、憧れの存在だったあの中沢新一氏が、改めて現在のぼくが指向している世界観と非常に近いところで、またしても大きな指針として立ち現れてくれたことが嬉しかった。結局、19時に始まって、23時半まで続けられた、その饒舌で知的な中沢氏の講義もさることながら、糸井さんとタモリさんを交えたトークは、とても楽しくて、何よりもその感じが、とても「ほんとうの今という未来」を感じることが出来た。そして改めて「今日」という日が、単に「過去」という遠く過ぎ去った日の後に来る日ではなく、その「過去」をも含有した「未来」というまだ見えない「今日」も含んでいるという、紛れもない事実に改めてまっすぐと向かい合うことが出来ると確信出来た瞬間でもあったような気がする。そして、中沢氏が現在進めている「芸術人類学」という概念も素晴らしいし、この度多摩美大の中に「芸術人類学研究所」を開設されたとのこと。そして、何よりもかの「サンタフェ研究所」を指向しているあたりは流石である。そして実は、タモリさんの「中州産業大学」も、同様に「サンタフェ研究所」を遠くに意識しているとのこと。(笑) いやっ、これは単なる冗談ではないかも? こうなってはますます「菅原一剛写真研究所」も負けてはいられない。(笑)

そして今日は、撮影の後、予てより新しい工房作りを模索してるぼくにとってもキーマンの一人である宮川一平君が京都より上京。そこではじめて、親愛なるプリンター久保さんをご紹介する。当然のことながら、そこにも姿が見えない「未来」を含む「今日」がある。

その間にも、多くの友人たちと会ったり、また時には偶然ばったりと出会ったり、心配なことがあったり、嬉しいことがあったり、残念なことがあったりといろいろが存在する「今日という一日」。

しかし「今日」の、ウェブ上の「今日の空」を改めて見ていても、何となくそういった全てのことが、ピンと来ない? そしてそのことがちょっと残念で、余計に無機質に感じる、副都心という死語のような、空を遮る都会の空。@新宿

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at Ooemachi,Yamagata 15:15

今日は、朝から、波の音が消えてしまう程の強い雨。
それでも午後になって、ご覧のように雲間から青い空が覗くと、先程までの雨でしっとりと濡れた紅葉が、その色を増しながらキラキラと光っている。
その紅葉が、実際に進んでいるかのような瞬間を見ていると、またしても「蟲師」の世界が頭を過ぎる。

それにしても、やはり山形の空は広い。

そして、その大きな空の下で、道すがら目にする、山、川、森そして田園風景の全ても、次から次へとその姿を変えながら、ゆっくりと目に滲み込んでくる。

その変わりゆく季節のせいか?やはり秋だからか? いつもよりも少しだけ感傷的な気分になる「蝉しぐれ」な空。@大井沢 

本日深夜3時45分より、いよいよ「蟲師」のオンエアが始まる!
本当だったら、スタッフみんなでその瞬間を共有したいと思っていたけれど、それも叶わず、ぼくは現在山形。

今日は、朝から電車で上越新幹線で新潟まで行って、そこから特急「いなほ」に乗り換えて、日本海を北上しながら鶴岡入り。そしていつものように羽黒山に行って、これまたいつものように祖父の墓参りもすることが出来た。幸い、心配していた天気の方も昼間はしっかりともってくれたけれど、夕方墓参りの頃には予報通り雨に変わる。そしてこうやって、湯野浜温泉の旅館で、目の前の真っ暗な日本海の波の音を聞きながらの更新。

途中、車窓の窓から佐渡が見えた。そしてそこには、やはり日本海ならではの風が吹いているのが電車の中からも、波の様子で見て取れる。
それにしても、とても「蟲師」な世界観の中にいるにもかかわらず、オンエアを生で見ることが出来ないのが悔しい。

それでも今日から始まる「I Like Mushishi」な空。@村上・新潟

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本日は昨日より始まった「I LIKE TODAY」展のレセプション。
お忙しい中、多くの方々にお越し戴きありがとうございました。

そのレセプションの中でも、そしてその前にも、それからその後にも、こうやって深夜に帰宅して思い起こしてみると、詳細を記すにはあまりにも多くのいろいろがあった一日。

明日も早いので、そのあたりは後日。
ただ、今ひとつだけ思うのは、これだけいろんなことがあった「TODAY」も、平凡な「TODAY」も、同じ「TODAY」ということ。
だからどうしたということではないけれど、そんなところに大切な何かがあるような気がして?

そして、やっぱり「I LIKE TODAY」って、いい言葉。

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今日は久しぶりに、気持ちのいい秋晴れの高い空が拡がっている。

そしてそれは、本日よりいよいよ始まった「I LIKE TODAY」展にとっても、その幕開けに相応しい青い空。

こうやって空が変わると、気分もそれなりに変わるもの。こんな空だからこそ、前向きに?「I LIKE TODAY」な空。@東北沢

どうやら、またしても季節外れの台風が近づいて来ているようで、今日も一日中冷たい雨。そして今日も、というか最近、事務所の人口密度が高い。その上、明日は「I LIKE TODAY」展の搬入なので、それこそ田尾さん以外は、全てが後手後手なので、ごった返している。それでも、何となくその感じは嫌いではない。それと同時に、もうひと頑張りして、暗室を含めてもう少し大きい場所が欲しいと痛感する。
その雨空の下、田尾さんを連れて、まずはパイナップルに展示用にお借りするサイコロのペンキ塗り。アシスタントの梅ちゃんが手伝ってくれたこともあって、(多謝)早々に先日マット加工をお願いした伊東屋さんに仕上がりを受け取りに行く。
そんなこんなで、あっという間に日が暮れる。
事務所に戻ってからも、延々と作業は続き、先程とりあえず今日の作業は完了。
とはいうものの、千葉は未だにフラットニングを繰り返し、塚崎に至っては、未だ漫画の下書きの真っ最中。。。


この雨の音しか聞こえてこない、静かで冷たい空とは裏腹に、やたらと気持ちだけが先行する、そんなところも「秋の台風」な空。@中目黒

今日も冷たい雨が降っている。その雨の中、傘を差しながら日課の「今日の空」。場所もいつもの目黒川沿いの測道。気が付けば、その濡れた地面にも落葉が目立ってきた。そう思って雨に濡れた桜の葉も、徐々に色付き始めている。
それにしても嫌な天気。
それでも事務所の中は、その空を吹き飛ばす程の活気。


その活気が、この思い空を何とかしてくれそうで? ちょっと楽しみな季節も、いろんなことが変わり目の空。@東北沢

今日は朝からシトシトと雨。余計に昨日の青空が、嘘のよう。
それにしても昨晩は、久しぶりにゆっくりと休んだ。普通だったらスッキリはずなのに、慣れないことをしたせいか、かえって体調が重い感じ?
今日はドンヨリとした空の下、20日より開催される「I LIKE TODAY」展の為のマット加工をお願いに、ひとり銀座伊東屋に向かう。さすがに銀座は、こんな曇り空でも多くの人出で賑わっていた。しかしその様は、やはり同じ人混みでも、昨日のそれとは、印象も気分もまるで異なるから不思議なもの。

ゆっくり目覚めた後の今日の空は、昨日のことが遠いことのように感じる? 不思議な気分の空。@東北沢

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ニューヨークの展覧会があったこともあって、延び延びになっていた「東京観光写真倶楽部」が、本日より、いよいよ活動開始!
第一回目の撮影地は、当初の予定通りに築地。半年程順延された上に、今日は来られない人も多かったので、少人数でスタートと思っていたが、それでも参加者は30数名! これは見た目にもちょっとした一学級。しかもその様子は、もちろん仕事ではないので、まさに倶楽部な感じ。
まずは、朝9時に築地横丁入り口付近に集合して、事務長の清野さんより簡単な説明。その後、ぼくがちょこっとコメントして、集合時間を決めて、早速撮影開始。
今日の天気予報は雨。当初曇っていたので、せめて何とかこのままと思っていたが、空は徐々に時折青い空がのぞく。すると、やがて何と!快晴に変わった。改めて強運を痛感。
それにしても、今日は「半値市」だったことも手伝って、特に場外市場はものすごい人出。それこそ写真などゆっくり撮っていられる状況ではない。そんなわけで、ぼくは数名を連れ立って、沼ちゃんのガイドでいわゆる場内市場に向かう。そこはそこで、一般客は少ないものの、玄人の市場独特の活気と勢いがあって、これまた悠長に写真など撮っている状況ではない。しかし当初の第一目的の、「観光」という観点から、それらを考えた場合、そういった目の前に次から次へと立ち現れる光景は、やはり非日常で、僕たちの目を大いに楽しませてくれる。
近い将来、取り壊されることが決まってしまっているその市場の中では、今日も「魚に纏わる全て」が、まさに海産物の宇宙ステーションのように、縦横無尽に動いている。その姿こそ、まさに「流通」そのものを具現化したような印象。
そしてせっかくカメラを持っているのだから、時折邪魔をしないように、カメラを向けて「パシャ、パシャ」と繰り返す。しかしそんなぼくとは裏腹に、時折遭遇する部員の人たちの撮影風景は、真剣そのもの!その姿に、ちょっと焦る。(苦笑) 
それでもその感じは、いつも一人でプラプラと散歩しながら写真を撮っているぼくにとって、とても新鮮に映った。そして、その姿を見ているうちに、その結果もより一層楽しみになってきた。
それというのも「写真行為」というのは、基本的にはとても主観的な行為で、よってその視点は基本的には「単眼」である。しかし、おそらくそうやって生まれて来るであろう彼らの写真が一同に会した時、その姿は明らかに「複眼」で見た世界。
その上、現時点ではまだ何となくではあるものの、きっとそこには「複眼」でなければ見えない世界が立ち現れているはず?
そんなことを、思い描きながら市場の中をフラフラしていると、「集合時間」まで、残りわずかであることに気が付く。ちょっと冷静になって、何も撮れていないことを思い出し、これでは部長としてのけじめが付かない? と慌てて、およそ10分程ではあったものの、一人で一気に撮影する。(汗)
そして、それはいみじくも、やはり写真が「単眼」であることを実感する。
集合場所に戻ると、既にみんなが集まっている。しかもおみやげを手にしている人も多く、実はみんなの方がよっぽど「正しい観光」の模様。中でもオノ・セイゲンさんに至っては、しっかりと魚焼用の網を手にしている。(笑)
午後は、自由解散ということで、今後のやりとりを伝達して、各々に昼食に向かう。分かれたとはいうものの、それなりの人数だったので、みんなで大人に「寿司」と決め込んでみた。

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ご覧の通りの「まぐろづくし」。味の方も、シャリはさることながら、そこが築地だという気分も手伝って、決して高くはないけれど、贅沢な気分で美味。

昼食後も、少し撮影しようかとも思ったが、名古屋からこのために上京してくれた同級生の板垣が、ぼくのカバンが欲しいというので、早めに終えて、共に代官山の「B印YOSHIDA」に向かう。
お店に行くと、偶然店長の種市さんがいたので、本日の「東京観光写真倶楽部」の模様をご報告。彼も次回は参加したいとのこと。そしてその席で、年内には完成するであろう、現在サンプル制作中の次の商品(未発表ながら、今度は超弩級の本格的なカメラバック)の後に、好評の「PHOTOTE」の「東京観光写真倶楽部」バージョンの制作を相談。乞うご期待!

そもそもこの「東京観光写真倶楽部」というのは、数年前よりいろんな人から「カメラ欲しいんですけど、何がいいですかね?」とか、多くの友人から「今度、菅原さんが撮影行くときに、付いていっていいですかね?」とか、ぼくの写真を見て、「以前写真やってたんですけど、またやってみようかなぁ〜?」とか言っている人があまりにも多いので、だっらたいっそのこと「倶楽部」にでもしてみますか! ということで始まった。しかし先述のように、今年に入ってニューヨーク展などもあったこともあって、皆さんの「待っていますよ」というお言葉に甘えて、結局撮影は今日になってしまった。(多謝)しかも、その間に部員の数も徐々に増えていって、今では優に50名を超えている!
現在、ぼくが個人的に思っているのは、だとしたらみんなで「ものとしての写真」を作ってみましょうか、ということ。これはどういうことかというと、昨今「写真」といっても、その役割は多岐に及んでいる。そしてその大きなきっかけになったのは、他でもない写真を取り巻く世界のデジタル化。最近では、カメラといえば「デジカメ」という程である。その簡単で、多様性を持ったデジカメの存在は、もちろん写真に関わるぼくにとっても、みんなにとってもいいことのひとつであることには違いない。しかしその分、時折「ものとしての写真」の存在が忘れられているように思っている。しかもぼくにとって、写真というのは未だに「プリントというもの」だったりする。そしてぼくは、そのたった「一枚のプリント」が、多くのものを生み出していくという、紛れもない事実をよく知っているつもり。
だから当面は、カメラはフイルムカメラを使い、しかも便利なズームレンズではなく単焦点のレンズでの撮影とした。それはおそらく、今となっては撮影者にとっても不便なことの連続。それもこれも全て「一枚の写真」のため。そして最終的には、全員に自らの手で「ものとしてのプリント」を作り上げることを目標としている。
「観光」というのは、字の如く「光を観る」ということ。そしてプリントというのは「印画紙」に光を当てて、結像させる写真行為。
時にはこうやって、ゆっくりとものを見ながら、ゆっくりとものを作っていくのも、それはそれで楽しいもの。
しかも結果として、そうでなければ見えないことがあることを知ることにもなるはず。

などと、いろいろ書いてみたけれど、何はともあれたまにはみんなで「お散歩」というのも、やはり楽しいもの。
しかも嬉しかったのは、あちらこちらから、今日初めて会った人たちの間で、別れ際に「では、また次の撮影でお会いしましょう!」という会話が、自然と生まれていたこと。

それにしても「またお会いしましょう」って、いい言葉だなぁ。

今日は、昨晩、天気予報も見ずにただ勢いで、「きっと、明日は晴れる。」と書いたら、本当に晴れた!
今日はお昼を久しぶりに舘野さんとご一緒した後は、一日中途切れることなく打ち合わせが続いたこともあって、結局何も出来ていないし、眠たいし、明日も早いし、とっとと寝ればいいものを、言った通りに晴れたことが嬉しくて? またしてもこうやって深夜の更新。
それ程に、昼間の青空はとても暖かく、嬉しく思ったにもかかわらず、夜になるとまたしても、めっきり冷え込んできた。
考えてみれば、昼間のビルの壁に落ちる影の感じも、明らかに秋の光。
現在、頭の中にはいろんなことが駆けめぐり、活性化しているものの、なかなか思うように思考が進んで行かない。

そんな時間の中で、ボ〜っと頭に浮かぶのは、ただひたすらに今日の青い空。@原宿

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今日も、またしてもドンヨリとした曇り空。

その空の下で、今日は、先日見事なファイトで、日本スーパーバンタム級の新チャンピオンになった福原力也選手に、個人的にもお祝いの気持ちを込めて、海岸のパイナップルのスタジオをお借りしての撮影。
タイトルの通り、彼は歴代30代目のチャンピオン。そして初めて間近で見るチャンピオンベルト。しかもこれは30代受け継がれているもので、いろんな意味で重い。

肝心の撮影の方も、ぼく自身もいつものスタジオ撮影とは少し違った緊張感の中で、自然と気合いも入る。それにしても、彼のその鍛えられた肉体はとにかく美しい。もちろんその眼差しも以前のそれとは明らかに異なる「チャンピオンの眼」。そんな全てに必死で向かい合って、それこそ久しぶりにしっかりとした手応えを感じて撮影は終了。それは、今から自分でもプリントしてみるのが楽しみな程。そしてそれは、久しく忘れていたスタジオ撮影の楽しみを思い出すことが出来た、瞬間でもあった。

既に、来年の2月に初の防衛戦が決まっている力也選手は、今日も撮影後、ジムに行くとのこと。彼が所属する「渡辺ジム」は五反田にあるので、その前に少し時間があるとのことで、中目黒の事務所に顔を出してくれた。そんなわけで、事務所に戻って、彼の先輩にあたる吉田さんを交えてしばし歓談する。その話題は、多岐に渡った。そして、その話の中で、改めて彼が普通のボクサーとは少し違って、非常に等身大な日常の感覚を持っていることがよく判ったし、ぼくはそのことがとても嬉しかった。

考えてみれば、今まで多くの人々を撮影してきてが、ボクサーを撮影するのは今日が初めて。
しかも、初めて撮影したボクサーが、「福原力也」という日本チャンピオンだったことは、きっと意味がある。同時に、不思議とこの先も彼とはいろんなことが共に出来るような気がした「TODAY」だった。

きっと、明日は晴れる。

ここのところ毎日、重たい空が続いている。気温もグッと下がってきた。それでも心のどこかで、あたたかいところを探している自分がいる。いつものように小雨の中、ブラブラと近所を散歩してみても、そこには当然のことながら、明るい光はない、それでも一見その全てが、灰色の午後の空でも、中目黒から恵比寿方面の空を見上げると、ちょっとだけ明るい。それも肉眼でははっきりしないけれど、写真に撮ると明らかに光が立ち上がっている。もしかしたら、こんなことも写真のひとつの仕事なのかも? などと思ったりする。しかも、その瞬間、少しばかりの安心感と共に、少しだけあたたかい気持ちになれるから不思議である。
現在事務所では千葉君が、それこそ今日の空のような気分と、暗室という暗闇の中で対峙している。しかも彼は、その中から「人」という「あたたかいところ」として「観光地」を見つけてきた。それはとても価値のあることで、向かい合ったからこそ感じることの出来るあたたかさが、必ずそこにはあるはず。
だからこそ、改めて全ての写真は「ほんとうのこと」であるべきと感じている。
先程、大学の同級生と電話で話した。それこそ、20年以上も前に共に過ごした仲間との関係も、きっとほんとうのことだったから、そこには変わらない何かがある。そしてそれもまた、あたたかいところのひとつ。

とはいうものの、「体育の日」という祝日が、こんな天気だと嫌になるけれど、こんな日はいつもよりも少しだけおセンチに?そんな気分も秋、な空。@中目黒

昨晩、秋雨とは言えない程にかなりしっかりと雨が降って、今日から一気に冷え込んできた。
それにしても、このように一気に気温が下がると、人はいつも以上に温度に対して敏感になって、順応するのに時間がかかったりと、多くの人々が風邪をひいたりと体調を崩すのではないかと、訳のわからない想像をしてみたりする?

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昨日は、今月20日より始まる、ストロベリーズ初の写真展「I LIKE TODAY」展の最終打ち合わせに、新宿ビームスの「B-Gallery」に向かう。会場では、伊能一三氏「へいわののりもの」展が開催中。その漆を使用した、美しい丁寧な仕事に感嘆。しかも聞くところによると、それこそ先日の金沢云々ではないけれど、やはり伊能氏ももともと東京の人ながら、その環境の違いに、現在は金沢在住とのこと。そんなことも手伝ってか? 大いなる興味。
そして、この「へいわののりもの」というタイトルの展覧会の後が「I LIKE TODAY」というのも、何となく嬉しい。

そして今日も午後から出社して、この寒空の下で、ひたすらに作業を続けている。何となく、空も含めて、いわゆる日曜日な感じがしてこない。

それでもやはり、周りが静かなのはやはり日曜日のせい? それでもその静けさが、かえってこの冷たさと重なって、益々日曜日な感じが遠ざかる、静かで冷たい空@中目黒

何だか、この日常の空も久しぶり。こうやって暫し離れてみると、その見慣れた風景も新鮮に見えるから不思議。
そんなわけで、夕方事務所に戻って、陽が傾き始めた目黒川の測道を久しぶりにお散歩。道行く人々も、空模様が気になるようで? みんな上を向いて歩いている。そしてそれにつられるように、ぼくも空を見上げる。昼間に比べると、雲が増えてきたけれど、その雲間から橙色の秋っぽい光が射している。

これより、しばらく留守にしていたこともあって、何だかんだと打合せが続く。
ただ日常に帰ってきたものの、眠たいことも手伝ってか、気分は未だ旅の途中。

東京の街中は、連休前ということでどこもかしこも大渋滞。「あ〜連休か〜」と思いながらも、こうやって日常に戻っても、気分はまだまだ旅芸人な空。@中目黒

本日というか既に昨晩、小松空港よりの最終便で、加賀・金沢ロケから帰ってきた。明日も早いので、まとめて更新しようかと思っていたけれど、やはりそれでは「今日の空」とは言えないので、ちょっとだけ無理をしての更新。先日一生懸命書いたものが、ソフトウェアの不具合で消えてしまったので、ちょっと一瞬冷めてしまったのも確か。そこは気を取り直して、再び再開?

それにしても、やはり今回も、仕事だったけれど、人との関わりが全てだったような加賀の旅。「あらや」の女将さんも忙しい中、毎日夜遅くまで付き合ってくれて、楽しいひとときを共有していただいた。篆刻家の北村南苑さんも、これまたお忙しい中、毎日お会いして、いろいろと教えていただいた。そういった全てに心より多謝。
そんな毎日の中で、やはり強く印象に残ったのは、何といっても金沢あるいは加賀という地にしっかりと根ざしている文化というものが、日常の中に脈々と当たり前のように、しかもとても大きな姿で存在しているという紛れもない事実だった。おそらく現在、東京にはもっとも大きな経済が存在しているはず。しかし、こと文化的な側面では、東京のそれとはまるで比較にならない。そのことが不思議でもあり、少しばかり残念な事実。ぼく自身も、決してそういった文化的なことが全てとは思わないけれど、それでもやはり何となく淋しいと感じるし、大切なことのひとつであるような気がする。

中でも個人的に最も興奮したのが、本日南苑さんの紹介で見学に行った金沢より車で20分程の湯涌温泉の近所にある「創作の森」という名の工房村。そこはその広い敷地の中に、移築されたり新たに建てられた純日本風の各工房が建ち並び、しかも一般の人たちも非常に廉価で利用することが出来る。その上、宿泊施設もあって、機材の充実度もかなりのもの。
ぼくは予てより、かのロバート・メープルソープ氏もやっていた「フォト・グラヴュール」という技法でのプリントを模索していた。しかし現在、残念ながら日本において、この手法でプリントをする工房はほとんどない。よって自身でやるしかないわけである。とはいうものの、いざやろうにも機材の準備だけでも、それを設置する場所も含めて至難の業。
そんなぼくにとって、この「創作の森」のような場所があることだけでも、大きな光明。ただそこで、具体的に「フォト・グラビュール」をやっているわけではないので、果たしてそれが可能かどうかは定かではないので、まずはトライすることが先決。

そして、どうやらこの地では昔からこうやっていつの日も「あたらしいもの」が生まれていったに違いない。

仕事の合間に出会った人々に導かれながら、新たに出会った「創作の森」の空。@湯涌温泉・金沢

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今日は、阪神優勝で賑わう大阪の老舗「信濃町画廊」にて開催中の、一年ぶりの中西さんの展覧会に、予てより中西さんから「今回は、一剛には出来たら観て欲しい!」と言われていたこともあって、無理矢理?特別授業の日程を合わせて大阪に向かう。

中西學氏は、ぼくにとって大学の先輩でもあり、大切な畏友であり、何よりも若くして大阪の文化賞「咲くやこのはな」受賞するなど、関西では押しも押されぬ現代美術作家。

そんな中西さん

この後に、昔の話を一生懸命書いたのに、何故か?消えてしまった???
MOVABLETYPEのバカ。
現在ロケ中なので、そのうち改めて。。。

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