April 2005アーカイブ

今日は幾分過ごしやすい土曜日。土曜日とはいうものの、世間はもっぱらお休みムード。こちらはそんな気分はそのままに、新緑溢れる駒沢公園の近所で、やはり心も温かくなるいくつかの打合せ有り。やはり持つべきものは、心ある友人との思いを新たにする。そして、その後TOKYO TOYOTAに足を運ぶ。車という現代社会の象徴のひとつのその姿も、その有り様も随分と変わってきたことを実感する。帰宅後ようやく、今日はじめてパソコンを開き、メールをチェックして、今日の空を更新する。そして気が向いたので、こうやって何となくブログを綴っている。ホームページが改訂して、気ままな更新を繰り返しながら、いろいろと思っている。ここで出来ること、出来ないこと。それでも、そこから生まれるものを楽しみにもしている自分がいる。駒沢公園のサッカー練習場にも美しい芝生がひかれ、その景色も新しくなって、季節と共にいろんなことが進む空。@駒沢公園

今日は黄金週間初日。以前は「天皇誕生日」、そして今は「みどりの日」。それが近いうちに「昭和の日」になるとかならないとか? それにしても今日も昨日同様の夏日が続いている。目に見えるもののすべてがモワンとした感じに写る。今日は休日ながら、太田さんと打合せがあったこともあって、昼頃家を出て事務所に向かう。窓を開けるとその感じはまさに夏のそれ。それでも未だに花粉が残っているようで、何とも不思議な感覚。みどりも揺らぐ、気分は夏?な空。@東北沢

いよいよ明日から大型黄金週間。今日はそれに勢いを付けるようにいきなりの夏日。その明らかに光が変わった日常で、本日正式にニューヨークのPace/MacgillGalleryより、展覧会の日程が告げられる。改めて現実味が湧くと共に、何よりも何となく安堵。昨日は久しぶりに哲久氏が来社。それは、いよいよ湿板ドキュメント本の続編の制作が始まるということ。早速ああだこうだと台割を考察。そして今日は、打合せの後、リニューアルオープンしたInternationalGalleryBeamsのレセプションに顔を出す。水玉のシャツを着た舘野さんの接客に白眉? 知らない人ばかりと思っていたけれど、北村勝彦氏をはじめ、多くの知人にお会いする。その後、沼ちゃんと合流して、祐天寺でカレー。美味。そして先程家に戻って、久しぶりに今日の空。高層ビルから見下ろす東京の街の上にも、新しい光が拡散する夏日到来の空。@青山

今日は朝から何ともはっきりしない天気。少し晴れたかと思うと、あっという間に曇り、そして時折吹く風も何となく生温い。その風と空のせいか、何となく怠いなぁ〜と思いながら今日の空。花粉症のせいもあると思うけれど、スッキリしない。とはいうものの、頭も身体も慌ただしく動いている。その感じがまた何とも不自然で、今日の空と妙にリンクしているような? そんな昼下がりに、ちょっと時間が空いたのでこうやってMacに向かいながら、空のことを考えるのは、気分転換としても悪くない。いつもフラフラしている目黒川も、すっかり桜も散って新緑に様変わりしている。すると、今度はその桜並木の合間にある藤の木が美しい紫色の花が咲いていた。その木の下で、おじいさんとおばあさんがゆったりとした時間の中で会話を楽しんでいた。それだけでちょっと平和な昼下がりの空。@中目黒

今日は朝から春らしい穏やかな日曜日。しかし個人的には昨日までの仕事と花粉症で、さすがに電池切れ。そんなわけで今日は一日中ゆっくりする。午後になって、外出すると街の中の新緑は、眩いばかりに光っていた。しかし、やがて空には徐々に雲が拡がって来た。どうやらまだまだいろんなことが不安定な模様。春という季節の、その時折見せる不安定な感じが何とも様々な事柄の初々しさを彷彿させるようで不思議。まだまだ始まったばかりで、そうやって季節が進むのを確認する日曜日の空。@東北沢

二日続けてのロケも、昨日は途中雲が出るも、幸い青空に恵まれる。先程事務所に戻って、自身の今日の空を確認すると、二日とも水の上の空。それもまたこの二日のフワフワした感じを反映しているようで面白い? 個人的にはどうやらここへ来て花粉がピーク。目に見えるのではないかと錯覚する程に、いかにも飛散が多そうな風通しのいい場所で、一日中外にいれば当然のことながら、そこは仕事なので、そんなことを理由にするわけにも行かず、ぼくなりにはしっかりとこなしたつもり。そして今、どうやら張りつめていたものが緩んだようで、少々ヘロヘロ、本来なら明日も撮影予定であったが、どうも無理みたい? お疲れさまでフワフワの空。

意識していたわけではないけれど、ここのところ気が付くと過去を旅していた自分がいて、そんなときは不思議と気分も不安定なもの? そして今日もそのことを試すように、ずっと長い間遂々後回しになっていた、一番最初の奄美の湿板写真をスキャンする。しかしそこにあったのは、ただの過去ではなく現在に通じる瞬間を再確認することが出来た。何かとバタバタする一日の中で、そんな瞬間に出会えたことが嬉しい。そしてどうやら余計な心配をさせてしまった清野さんと、ゆっくり食事をして、今何となく、改めて地に足が着いている自分を確認する。多謝。

一日空いただけで、何だか久しぶりの今日の空。ただこうやってテキストを独立させたことで、写真とは別にこうやって気ままに書けるのがいいところ。家に帰って深夜にタラタラ書く時もあれば、今日のように打合せの合間に、頭を切り換えるように書いてみるのも悪くはない。昨日より檜だかブタクサだか知らないけれど、例年のように遅咲きの花粉に反応し、深夜にパソコンを空ける気にもなれず、早々と就寝。今日はその分早く目覚めるも、生憎の雨。そしてその雨はまさに春雨の様相。シトシトとゆっくりと空から雨が落ちてくるように感じる。あちらでは、やっと新しいローマ法王決定に白い煙が上がったらしいけれど、自宅の前の銭湯の煙突からは、珍しく黒い煙が上がる春雨の空。@東北沢

今日の空はちょっと特別な空。それというのもこの空は、我が母校「都立武蔵丘高校」のグランドの上に拡がる空。今日はアニメの制作室「蟲籠」お披露目の日だったので、徳重さんと共に写真を手みやげにお祝いに向かう。その場所は友人の家のすぐ側でもあり、母校でもある武蔵丘高校の近所。少し早く着いたので、懐かしい学校を覗いてみる。改めて訪れてみると、実に都立高校らしいいい感じの佇まいの学校だった。その後「蟲籠」からちょっと抜け出して、同級生と再会。懐かしい思いと共に、またしてもまるで何も変わっていない自分と再会する。久しぶりに見る、あの時の日常の空。@都立武蔵丘高校

土日共に関西地方は暖かい週末。昨日は新学期が始まって最初の授業のために大阪。そういえば、ここのところずっと関西。それにしても気候の方は、朝夕は若干肌寒いけれど昼間はTシャツ一枚で充分な程にポカポカ。今日もいい天気。たまたま朝早く目覚めたので、久々に嵐山まで足を伸ばしてその暖かい日差しの中をお散歩。新緑の緑が美しい。見込み違いは、この陽気なので仕方ないけれど、予想以上の人出に困惑しながらブラブラとする。そして小一時間程歩いただけで、すっかりと日焼けをする程に紫外線も強い。雑踏を離れ迷い込んだ見晴台からは、新緑と光が滲みながら拡散する「あかるいそら」。

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とにかく眠いけれど、これで大いに振り回された2005年の桜写真の撮影は終了した。この後仕上げがあるので、物理的にはこれで終わりというわけにはいかないけれど、大きく安堵する。特に今日の小金井公園の朝は本当に美しい光で満ち溢れていた。いつも思うのは、吉祥寺を抜けて小金井公園に近づくと、明らかに光の気配が変わる。ぼくはその理由のひとつが、この広大な敷地面積を占める小金井公園の効果なのではないかと感じている。そして今日は天気が幸いしたことも手伝って、うっすらと懸かった朝靄の中で、我々が毎年撮影している独特の枝振りのこの桜も美しく光っていた。肝心の写真の方も光がよく見えていたことも手伝って、コロジオンも現像もすべてが上手くいった。急遽スケジュールを空けてくれたチーム・プリンツに感謝。そして昼頃になると、その光は春を越えて夏の光に変わっていった。いろんなことが駆け足で進む、今年の桜はこれで最後な空。@小金井公園

相変わらず桜に振り回された慌ただしい一日。本当に今年の桜は一気に咲いて、一気に散っていった。例年だったらソメイヨシノが散る頃に咲き始める小金井公園のお目当ての山桜も、驚くことに既に満開。幸い撮影は入っていなかったので、久保さんにも明日の日程を全て変更してもらって、急遽撮影を決行することにする。久しぶりの暗室テント設営になるので、分散していた機材を集めるのにも一苦労。(汗)現在、暗室では久保さんが現像液を調合している。そして事務所では、ぼくのリマスタリングに対する考えを一掃してくれた、昨年オノ・セイゲン氏が全てのDSDリマスタリングを手がけた「ヴァーヴ・スープリーム・サウンド・エディション」を次から次へと奏けている。セイゲン氏のスタジオの音というまでは行かないが、うちの「LINN CLASSIK+Rogers」でも充分に50年代の音が、生々しく蘇っている様が手に取るように解る。そのリマスタリングの作業及びに氏が最近精力的に手がけているスーパーオーディオCDの世界と、現在ぼくが手がけている湿板写真のプロジェクトには、本当に多くの共通点があって興味深く、その中には確実に次なるステップに対しても大きな手がかりがある。そんなわけで、明日は日の出と同時に小金井公園にて、一年ぶりの「湿板桜写真」。最近飛散量が増えてきた檜花粉のせいで、目も鼻もムズムズするも、明日の結果が楽しみな準備中。

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先程、今日は雲ひとつ無い青空が拡がり温かだった、和歌山ロケを終えて帰宅。東京に戻ると、和歌山に比べるとかなり肌寒い。それにしても改めて廻ってみると、紀の国は海と山と歴史によって育まれたいいところ。ひとつひとつの風景に意味があるような気がするから不思議である。

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一日ぶりのブログ。今日は桜を追いかけて和歌山に来ている。昨日は教え子でもある塚脇の結婚式。「スピーチをお願いしたい」とのことだったが、しかも新婦側の主賓とのこと!?で、かなり緊張する。彼女はぼくにとって、気が付けば妹のような存在だったので、危うくスピーチの途中に思わずこみ上げてくるものもあったりして、かなり緊張の結婚式。(笑)幸せになって欲しいと心から願っている。まずはおめでとう! そして昨晩は塚脇が「Merikenpark Oriental Hotel」ととってくれたので、美しい夜景と共に宿泊。多謝。夜は竹内さんと合流して、前回桜庭が羨ましがっていた「A-1」でステーキ。腹一杯だったのにもかかわらず、相変わらずの美味にペロリ。(笑)そして今日は、朝からそれこそ竹内さんのバスで、和歌山を縦断しながら桜を追いかける。しかし、今日は昨日までの天気予報がまた元に戻って、一日中シトシトと冷たい雨。しかもほとんどの桜は、東京同様に強い風で、あっという間に散ってしまったようで、悔しいことに見頃はとうに過ぎてしまっている。明日は天気が好転しそうなので、幸運を祈るばかり。そして今日の宿泊は白浜。そんなわけで冷え切った身体を温泉で暖めて、こうやってブログを書いている。やはりこんなペースがいいかも? 最近は空のページも、徳重さんにデフォルトを作ってもらって、「Dreamweaver」で自らアップしているので、物理的にも無理が出来ない。(笑)

今日は一日中、まだまだちょっと冷たい春雨に山も霞む、雨曇の空。

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東京は昨晩から強い風が吹いている。その風のせいで、桜の方は満開になったと思ったら〜今度はいきなり花吹雪。そんなわけで目黒川の川面も水面が見えない程に花びらが埋め尽くしてしまった。今日は人に会うために「TIME CAFE」。日曜日ということもあって、やはり渋谷もすごい人出。雲ひとつ無い青空に強い風が雲を運んできた。花びら舞う街角に、雲が混じる間もなく夕暮れの空。@渋谷

今日も暖かい一日。今日は清野さんと一緒に、コニカのサービスセンターにて「Hexar」をカスタマイズするため土曜日の新宿に向かう。その前にちょっと新宿御苑でお花見でもしてと思うも、ものすごい人で敢えなく断念。それにしても、60年代のトイカメラ・コニレットにしてもヘキサーにしても、発売を中止した後も細かいサービスを行っているコニカの真摯な態度に、改めて共感。ひと度通りを歩くと、目の前は人、人、人。そして、その雑踏の中からふと上を見上げると、その真っ青で雲ひとつ無い青空の途中に、埋め尽くされるその様は、とってもキッチュでアジアな空。@新宿

今日もとても暖かく、目黒川沿いの桜もほぼ満開。暫し写真のみの更新が続くも、「やはりテキストがないとさびしい」とのメールを何通も戴く。実は自身も、長く続いた習慣とは面白いもので、時に空を見上げながら、桜の花を見ながら、自然と文章が浮かんでくる。(笑)そして本日、沼ちゃんからも同じようなメールをもらって、遊んでいるこのBLOGを思い出し、気の向くままに綴ってみることにする。
昨晩はオノ・セイゲン氏のスタジオに伺い、実は現在進行中の「湿板写真ドキュメント本」のVol.4にてドキュメントDVDの音楽の依頼を快諾していただく。多謝。最近リマスタリングされた「COMME DES GARSON/SEIGEN ONO」における音の有り様はやはり秀逸。そして今日は、この暖かい陽光の中で「湿板椿写真」を撮影中。またしてもエポックな美しい輝きを定着する。外は桜で、中は椿に囲まれて、事務所はコロジオン臭に包まれながらも、春満載な空。@中目黒

December 2017

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