April 2007アーカイブ

Hirosakizakura

昨日より、青森ロケ。
何だか、バタバタとしながら東京を発ち、
飛行機でたった一時間で青森に到着。
ただ、それだけなのに、見渡せば、
そこには、驚くほどに広い空。

ところが、到着時は雨。
しかし、ひとたび現場についてカメラを手にすると、
天気は一変し、”撮影のため”?
って勘違いしてしまうかのような、
純度の高い光が射してきた。

どうやら、相変わらず天気に強いぼく。
それでも青森は、まだまだ寒くて、
昨夜は、空からみぞれまで落ちてきた。

そして今日は、今年最後の桜撮り。
お相手は、あの200万人の人が集まることでも有名な
名所”弘前城の桜”
しかし残念なことに、肝心の桜は
まだ五分咲きといったところ。
ちょっと、早かったみたい。。。

でもここ、きっと満開の時はすごくきれいなはず。
あ〜、来年また来ようっと思っていたら、
その中で、他が咲いていない分、
よけいにキラキラと、光り輝いているように見えた
一本の桜を発見。
その木は小振りながらも、なかなかの気品を持った枝振り。
ふつう桜の花、花びらが5枚だったりするのが多いけれど、
この花は、中に6枚だったり7枚だったりが混ざっていて、
そのバランスというか、塩梅が独特なしだれ桜。
しかも、その名も「弘前しだれ桜」という。
それを知ったら、何だかちょっと徳をしたような気分がした。(笑)

それにしても、今年もたくさんの桜を観たし、
たくさんの桜の写真を撮った。
その上、浅野さんのこともあったので、
ぼくにとっては、今年の桜はちょっと特別な桜。
先程、自分のflickrのページを観てみたら、
やっぱり、案の定桜づくし。(笑)

そして最後に、ご報告とお知らせ。

本日より、「phofa.net」というアートブログが始まった。
そこにぼくも参加させてもらったのですが、
ぼくも大好きな、おもしろい人たちがたくさん参加していますので、
是非とも、読んでみてくださいね。

そして本日4/27より、現在東京ミッドタウンで開催中の
「photo is」展の第2段の展示が始まっている。
今月分のぼくは、ソニアさんというポルトガル人の
妊婦さんの写真を出展しています。
この写真も、是非観て欲しいと思っています。


To Mr.Asano and his great sound!


本当に残念なことに、先日ご紹介したばかりの
「The Blues Power」のギタリスト浅野祥之さんが
4月20日のCD発売日に永眠されました...

今度会ったときに、
ぼくも大好きなバジー・フェイトンというギタリストのこと、
”浅野さんが一番好きなギタリスト”と沼澤さんから聞いたので、
そんな話をするのを、楽しみにしていたのに...

とにかく浅野さんは、普段は静かだったけれど、
本当はすごく楽しくて、とてもやさしい人でした。
だから、もちろんその奏でる音も、
とてもあたたかい音がしていたのだと思います。

そんな浅野さんが、いなくなってしまったことは、
やはりどう考えても、とても悲しいすぎ...

心よりご冥福をお祈りします。


告別式の行われた会場の駐車場に咲いていた八重桜。


TheBluesPower.jpg


本日、永井”ホトケ”隆さん(vo,g)、浅野祥之さん(g)、
そして沼澤尚さん(dr)といった
まさに"Musician's Musician"の三人が集って、
もうとてつもなくすごい演奏を繰り返しているブルースバンド
「The Blues Power」の1st.アルバムが、いよいよ発売です!

今回のこのアルバムは、上記のような三人編成で
めずらしいベースレスの編成ですので、
そのグルーブ感は、やはり少しロックっぽい部分もあったりと、
とにかくかっこういいのです!
そして今、改めてこういったブルースのようなルーツミュージックが、
このような新しい音楽として生まれる瞬間に立ち会えたことは
ぼくにとっても、すごく楽しくて、幸運な瞬間でもありました。

それといいますのも、今回のこのアルバムの発表にあたって、
ビジュアルの部分に関して、撮影はもちろんのこと、
今回はアートディレクションも含めて、
全面的に手伝わせてもらいました。
しかも事務所総出で、PVの制作、そして現在、
ちょっとした写真集のような小冊子も制作中ですので、
それも出来たらお知らせしますので、楽しみにしていて下さいね。

とにかく、是非ともこのアルバムを手にとって、聴いてみてください!
格好いいですよ〜!

sakuraland

東京の桜も、そろそろ終わり。。。
近所の目黒川の桜も多くは花が散り、
川面は、その花びらでいっぱいになっている。

そしてこのblogも、久しぶりの更新。
その間に、多くのメールをいただき、ありがとうございます。

たしかに、桜の季節ということもあって、
どこかで季節労働者なぼくは、
とても忙しい毎日を送っていたのもたしかなんですが、
実は、少しだけ意識的に、
このインターネットの世界から、はなれてみたのです。

それというのも、ぼくは写真家ですから、
もともとは実体のある被写体と向かい合って、
これまた実体のある写真を作り続けてきたわけです。
もちろん、それは今でも変わらなくて、
散歩も含めて、どこかに足を運んで、
写真を撮る、ということが大好きです。
ところが、現在のように、デジタルという世界が
登場してからというもの、
当然、コミュニケーションのひとつでもある写真の世界も
大きな変化をとげてきたわけです。
そして、だからこそ出来る、新しい写真、
楽しい写真も、そこからたくさん生まれています。
そんな中で、日々ぼくが一番考えていることといえば、
そうやって新たに生まれた、新しい写真を、
どうやったら、より本当のことになるのか。
ということだったりするのです。
それには、何といっても必要なのは、
月並みだけど、人の手のぬくもりのような、
あたたかさだったりするのです。

そうやって考えると、少しずつではあるのですが、
自分なりには、少しは出来てきたかな?
こうやって続けていけば、出来るのかもしれないな?
と、少しは思ったりもするのです。

現に、ぼく自身も、そういったデジタルという新たな道具を使って、
新しい写真を作り続けています。
そうなのです。
ぼくたち写真家にとっては、デジタルというのは、
インターネットという世界よりも、道具としての側面が重要なのです。
ところがぼくは、「今日の空」にしても、
「写真がもっと好きになる。」にしても、
この1年は、特にそのインターネットという世界に、
これもまた、意識的に関わってみたわけです。
おかげさまで、その中にも、自分の居場所のようなものも出来たようで、
多くの読者が、その居場所に参加してくれています。
それはそれで、すごくうれしいものなのですよね。

だからこそ、ちょっと意識的に離れてみたのです。
すると、それはそれで「無くても平気」という世界が生まれます。
ですので、もう少し考えてみようかなー、と思っています。
でもこれは、とても前向きなお休みだったりしますので、
定期的な再開を、楽しみにしていて下さいね。

その間に、ただ仕事に追われていただけではなくて、
いろんなことがありました。

今年は、数年ぶりに韓国の写真家の友人と、
大分・湯布院まで、友人の松方くんを連れ立って、撮影旅行に行ってきました。

二回りも違う、若い人たちと一緒になって、映画のようなものも作りました。

東京観光写真倶楽部でも、どんどんあたたかくて新しい写真が生まれています。

4月20日発売の、沼澤さんホトケさん、浅野さんのブルーストリオ
「The Blues Power」の初CDの撮影はもとより、
アートディレクションもやらせてもらいました。
(現在、岡本がPVの編集中。ぼくはぼくで小さな写真集の編集中。)

4月21日より群馬県立博物館にて開催される
島霞谷・隆夫妻展」において、展示紹介される湿板写真の撮影をしました。
(今回展示される、ぼくの写真は、群馬県立歴史博物館に
コレクションしていただくことになりました。)

そして先週、小金井公園において、
恒例の「湿板桜写真撮影」もやりました。
(久保さん調合の、2007年バージョンのコロジオンも上々です。
しかも、天気にも恵まれて、新たな新天地が開けたような?)

Henri Cartier-Bresson: Scrapbook

こんなブレッソンの写真集をはじめとして、
写真集も、次から次へと届いています。(笑)


そして、デジタルがらみで言えば、このCD。

Live at Massey Hall 1971

Live at Massey Hall 1971

これは、NeilYoungの1971年のライブ音源なんのですが、
とても秀逸なリマスタリングによって、
その臨場感がすごいのです。

こんなところにも、デジタルのすごさを発見しました。

では、明日も早朝から撮影なので、
今日のところは、このへんで。

とにかく、久しぶりでごめんなさい。

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