昨年に続いて、基敦さんと共に流氷を追いかけて、網走にやってきました。
流氷の方は、20日前後に着氷したのですが、
その後、ものすごい勢いでここにも春がやってきて、
着氷していた流氷も、冬と一緒にどこか遠くに離れてしまったようです。
それでも、このあたりのサロマ湖や能取湖は塩湖です。
ですので、海の入り口より流氷が入り込んで来るようで、
まっ白な氷のかたまりが湖面に残っていました。
ぼくたちは、そんな流氷のかけらを毎日追いかけてみました。
その氷の上では、冬の光と春の光が交錯しています。
その光景が美しかったのはもちろんのこと、
そこに、とてもあたたかい光そのものを見つけることが出来ました。
どうやら、こうやってまっ白な光の中から、春という季節が始まっていくのですね。
そしてぼくは、そのあたたかい光がとても似合う、この網走という街が大好きです。
明日もまた、白い光をさがしに稚内に向けて北上します。
そちらは、まだまだ冬の中にあるようで雪が降っているようです。