August 2005アーカイブ

今日の東京はまだまだ日差しは強いけれど、秋近しを感じさせる爽やかな風が吹いている。ちょっと目黒まで用があったので、久しくお蔵入りしていた自転車を走らせる。走っているときは気持ちがいいけれど、停まるとさすがにまだちょっと汗ばむ。ついつい木陰でひと休み。

その木陰の隙間から見上げる空には、体感温度以上に雲は既に秋な空。@目黒

robertfrank_letter.jpg

そしてその明らかに季節が変わったと感じる風を受けて、一気に目黒からのダウンヒルを楽しみ事務所に帰ると、何とロバート・フランク氏から一通の手紙が届いていた!

ロバート・フランク氏は、現在の写真界に多くの影響を与えた偉大な写真家であることは言うまでもない。氏のデビュー作でもある「The Americans」は、今となってはストリート写真の原点でもあり、その高度成長期のアメリカを撮り下ろした写真群は、見るものにスナップ写真における芸術性の高さをまざまざと印象づけたといっても過言ではない。現に聞くところによると、現在アメリカの美術コレクターの間では、ピカソの絵とロバート・フランクの写真を持つことがステータスとのこと。

Robert Frank: The Americans
Robert Frank: The Americans
posted with amazlet at 05.09.02
Robert Frank Jack Kerouac
Scalo Publishers (2000/10)
売り上げランキング: 9,712

ぼくは今年の三月にニューヨークを訪れた折、日本における通訳などのお手伝いをした太田菜穂子女史に連れられてロバート・フランク氏の家にお邪魔した。その時は何の話をしたわけでもなく、学生時代に買い求めた「The Americans」を持参して、恥ずかしながらサインなどしていただいた。(苦笑)そして近所のCafeでパフェなどご馳走になってしまった。(笑)とにかく往年のファンであるという欲目を抜きにしても、その存在は等身大ながらとてつもなく大きいと感じた。その瞬間、漠然とながらいや、ある種の確信を持って、その時点でNewYorkにおけるプレビューに関して、当時必然を失っていたぼくは「ロバート・フランクに観てもらう」という新しい目的が生まれた。そして、そんな思いも束の間、幸運にもその晩にロバート・フランク氏より太田さんに電話があって、「彼は珍しく写真に対して真摯に対峙している人だから、大切にした方がいいよ。一度Peterにも観てもらったら」と進言してくれたことが、今回のPace/Macgill Galleryにおける「Made in the shade」展につながった。しかもぼくは「ロバート・フランクに観てもらう」どころか、「ロバート・フランクと一緒に展覧会をやる」ことになってしまったわけである!

そんな彼から手紙が届いた。しかもその中には彼ならではのPolaroidが2枚と、またしてもぼくを狂喜乱舞させる程?の短い手紙が同封されていた。そうやって、またひとつ宝物が増えた。
実はここのところ、自身についての進む道に確信と覚悟はあるものの、少しばかりまたしてもその必然のようなものを失っていたような気がした。しかもそれは無意識のうちに。

そして今日、たった一通の手紙がそれを気が付かせてくれた。
改めて、どんなかたちであれ「ロバート・フランクになる」と決めたことを。

robertfrank_s.jpg

March 08,2005 New York at Mr.Robert Frank's house
photo by Ichigo

間もなく子供たちの、夏休みも終わり
少し涼しくなった空の下で、水と戯れている

夏の終わりに。

大風が通過して、昨夜はてっきり秋が来たと思っていたけれど、夜明けと共にグングン気温は上がり、あっという間に季節は夏へ逆戻り。そんなわけでまたしても蒸し暑い一日だった。ぼくはそんな土曜日に一人事務所で、遅ればせながら久しくお会いしていない人たちに向けての残暑お見舞いを書き続けていた。ギリギリながら、この天気のおかげで安心して書くことが出来た?

物事の巡り合わせというのは、本当に不思議なもので、ぼくはデビューしてかれこれ今年で20年目。ということはこれまで、多くの人たちと出会い、お世話になり、すれ違いなどなどを繰り返してきたことになる。中でも共に長い時間を共有した仲間に対しての思いは特別なもの。その中のある一人の女性から、そんな残暑お見舞いを書いている最中に、嬉しい長文メールが送られてきた。彼女は一時ぼくの仕事を手伝ってくれた。しかし彼女はある日忽然と姿を消した。すごく心配したし、おそらく自分に落ち度があったものと思い、長い時間ずっと心配していた。そんな彼女からメールが来たのである。現在、彼女は北海道で暮らしているとのこと。詳細は割愛するが、そのメールの最後に「愛する師匠」という言葉を見つけ、目頭が熱くなった。そして改めて「たった一言」の大きさを知ることが出来た。

こうやって何となく書きつづってきて、偶然にも「出来た」という言葉が続いた。
だったら今度は「出来ない」こと。

最近、ここでも書いたかもしれないけれど、先月Pace/Macgill GalleryのオーナーPeterさんと話したときに、自身の英語力の低さに嫌気がさし、英語の勉強を始めた。既に数時間の授業を終えたものの、今のところ一向に向上の兆しが見えてこない。先生たちは口を揃えて「No problem」を繰り返すが、ぼくには全てが「Problem」(笑)しかもぼくは、特別この語学というものに興味があるわけではなく、ただ道具として必要だと思っているだけなので、尚更「出来ない」につながっていってしまう。しかし、そうも言ってられないので、今は頑張るのみ。

そしてもう一つの出来ないことが久しぶりに始めたギター。こちらは子供の頃はそれなりに弾いていたので、先の英語とはちょっと話が違う。先日久しぶりにギターを弄ってみて、まるで弾けなくなっていることが発覚し、かなりショックを受ける。そんなタイミングで、実は沼ちゃんもギターにはまっていることを知り、先日触らせてもらう。その音にかなり心打たれる。久しぶりに聞いた本当のギターの音。それもそのはず、彼の楽器群は既に「デビューの準備が出来ている」とのこと。(笑)
ぼくはとりあえず練習用ということで、大学時代に途中で断念していた憧れの「Robert Johnson」目指して、オリジナルのGibsonというわけにはいかないので、取り急ぎGibsonの廉価版ブランドEpiphoneの「L-00」の中古を入手する。当然のことながら肝心の音の方は、沼ちゃんのギターと比べると。。。 こちらもまだまだただ指が痛いだけのことではあるが、楽器も含めて一日も早く要ステップアップ。しかも自分の技量とは別のところで、その選択肢は拡がるばかり。(笑)そんなわけで、こちらは同じ出来ないでも気分はずいぶん違うもの。

epiphone.jpg

「Robert Johnson」というのは、今更言うまでもなく1930年代に活躍した、その後の全てのギタリストが崇拝する程の天才的なブルースギタリスト。学生時代に京都の「磔々」「拾得」というライブハウスに足繁く通い、憂歌団やBreakDownのステージを見ながらブルースに傾倒していったぼくにとっても、当然、彼はスターだった。しかし彼のギターが醸し出すグルーブは独特のもので、コピーなんて出来るはずもない。そんなこともあってアコギでブルースが憧れなのである。とはいうものの、いきなりは無理なのでまずは大好きな「山崎まさよし」さんのコピーあたりから始めてみようと思ったのが、大きな間違いだった? ぼくはデビュー当時「音楽と人」という雑誌で、二度程撮影させてもらったことがある。それこそあの「セロリ」が流行った頃だった。とにかく軽く弾いてくれたギタープレイも含めて格好良かった。しかし今までライブを見たことはなかった。今回、コピー用にと思って「One Night Stands on films」なるDVDを入手してみた。そしてあの大きな武道館をギター一本で演奏する彼の姿を初めて見て、驚きと共にかなり感動してしまった。とにかく簡単にコピーなどできる代物ではない程に、彼のギタープレーは秀逸であった。何よりもまずは「まさやん」からなどと軽率に考えたぼくを許して下さい、という感じだった。(笑)

ONE KNIGHT STANDS on films
ONE KNIGHT STANDS on films
posted with amazlet at 05.08.28
ユニバーサルJ (2005/06/29)
売り上げランキング: 1,918

そして改めて大ファンになったことは言うまでもないけれど、ぼくは当面の目標を失ったことにもなる。しかし、いいものを見つけた。Eric Claptonである! もちろん彼もRobert Johnsonに傾倒したギタリストの一人。それこそ往年の彼はいわゆるエレキでブルース・ロックを弾きまくり、もちろんぼくにとっても憧れのギタリストだった。しかし最近の彼は、あのアンプラグド・ライブ以来アコギを多用している。しかもRobert Johnsonのカバーアルバムを何枚も出してる。もちろんClaptonといえば「ギターの神様」といわれる程のギタリストなので、そう簡単に出来るようになるとは思わないけれど、少なくともオリジナルのそれよりはまだ可能性があるような気がする? そんなわけで目標が出来た。しかしこちらも先は長そうだが、これは楽しみな「出来ない」のひとつ。

ミー&Mr.ジョンソン
ミー&Mr.ジョンソン
posted with amazlet at 05.08.27
エリック・クラプトン
ワーナーミュージックジャパン (2004/03/24)
売り上げランキング: 4,351

「夏」と「秋」の間の中で、ふたつの「出来る」と「出来ない」が錯綜する全てが変わり目の空。@中目黒

昨夜は、ものすごい勢いで台風が東京を通り過ぎていった。

今夜は同じ夜でも昨夜とは打って変わって、まだまだ蒸し暑いものの、秋の虫の鳴き声が、こんな都会の真ん中でも、あちらこちらから聞こえてくる。そしてその声は互いを呼応するように、大きな響きとなってあたりを包んでいる。この音だけ聴いていると、昨夜の恐ろしい程の暴風が嘘のような、まさに秋の夜長。

そして本日はN.Y.で開催している「Made in the shade」の最終日。それにしてもこの開催期間の一ヶ月間は、ぼくにとって本当に意義のある大きな時間であったと改めて実感している。それはただ敬愛するロバート・フランク氏などと共に「Pace/Macgill Gallery」のような一流ギャラリーの企画展に参加出来たことが嬉しいということだけではなく、今までの自分を振り返ることにもなり、そして当然のことながら、この先の自身の不確かな未来について模索することにもつながった一ヶ月であった。
何が変わったわけではないけれど、不思議なもので、改めて全てはこのたわいもない日常から始まっている。だからこそ、ますます大切になる「I LIKE TODAY」という毎日。

ここで今、「20050824」と打ち込んだ瞬間に、「もう、24日か!」と少々、この夏の終わりに対して焦りを覚える。そういえば台風が近づいていることもあってか、昨晩からの東京はかなり涼しいと感じる。そして、このBlogも数日ぶりの更新。確かにここ数日、現在アニメの制作が佳境に入っている「蟲師」のことでも、ぼくはオープニングを作っただけなのにもかかわらず、嬉しいことに今後の展開においても考えなくてはいけなかったりと、忙しかったといえば忙しかった。しかし全く書く時間もなかったのか? と振り返ると、書こうと思えば書けたような気もする。どうやら、ただ気が乗らなかっただけのことなのかもしれない。そして、その理由を模索しても大した答えも出てきそうにない。どうやら、ただそれだけのこと。

今日も何本かの打ち合わせがあった。もちろん別々の打ち合わせながら、その底辺が確実につながっていて、以前までのそれらとは明らかに別の何かが動き出していることだけは確か。同時に全ての着地点が未だ不安定なことも確かで、そのことが大いに自身を悩ませてはいる。

それでも、そんな何かと慌ただしいに地上から空を見上げると、期待とは裏腹に青かった空もやがて雲に覆われていく。何となくそれだけで気が重いから不思議な。それでも必ず、晴れはやってくる。考えてみれば、相変わらずそうやって自身の日常と空を重ね合わせている自分がいる。

どうやら、もうすぐ夏も終わり。その季節の移り変わりに焦りを感じながら、もう少しもう少しの空。@東北沢

20050820.jpg

今日は偶然にも日の出の空と、日没の空と両方の空を見た。こうやって毎日空を追いかけているせいか、何となく得したような気分になる? やはり何にしてもこういった変わり目であるとか境目から生まれてくる世界観は美しいもの。それをもっとも象徴しているのが、こうやって夜から朝へ、そして昼から夜へと移り変わる瞬間の空の光景。そして不思議とそんな瞬間は、どんなに疲れていても足を止めて向かい合ってしまう力がある。

その瞬間の間に存在する昼間の時間は、そんな静かな気分とは裏腹にまだまだ夏の強い日差しが降り注いでいる。そして今日は、近所の下北沢では夏祭り。昼間から浴衣姿の若者が街に繰り出している。一方、遠く離れた甲子園の空の下では、夏の高校野球の暑い決勝戦。結果は北海道の「駒大苫小牧」が昨年に続いて偉業ともいえる夏連覇! その夏の活気につられて、お祭りの方をちょっと覗いてみようかなとも思うも、これまた静かに断念? そして今日もテレビでは戦争の特集番組が続いている。

今日は一日が静かに始まって静かに終わった様な印象。そしてこの静けさは、とても平和な匂いがする今日という一日の空。@東北沢

今日は朝から、真夏の光が戻ってきた。それでも夜はかなり過ごしやすくなってきた。午前中は秋の雲が混ざっていた空も、その強い日差しと共に入道雲と変わっていった。そして空の上ではそれなりに風が吹いているようで、現在抜けるような青空が拡がっている。これだけ高い空を観るのは、先日の東北以来かも? 今日は、先日のニューヨークで痛感した英語力の低さを克服するために、重かった腰を上げて英語学校に行く。しかもいきなり2レッスン授業を受ける。何より面白かったのは、自身の英語力が普通に比べても極めて異常なバランスだと言われたこと。(笑)要は、出来る部分と出来ない部分の差が著しく激しいとのこと? それにしても情けない程にボキャブラリーが少ない。。。(涙)

忙しい中、徳重さんがこのブログを修正してくれたので、早速更新などしてみる。事務所内から空だけ観ていると、とても透明度が高くて爽やか。しかし日中はまだまだ日差しも強く、蒸し暑い。それでも夕方になって、木陰に風が吹くと気持ちがいい。

とはいうもののまだまだ残暑が続く、実は教室から見える空。@中目黒

本日より、ブログは古巣で再開。もちろんタイトルは「I LIKE TODAY」。しばらく間借りのようにお世話になった「So-net Blog」に後ろ髪を引かれながらのお引っ越し。スパムメールの対策は未だ万全と言えないので、コメントは書き込めない設定になっている。しかし多くの読者の感想は最初からメールだったこともあって、相変わらずメールなので、それはそれでいいかと?今のところよしとすることにする。今後徳重さんが修正をしてくれる予定?

今日も空も、昨日同様夏の雲と秋の雲が入り乱れている。それにしても日が暮れるとずいぶん涼しくなってきた。もうすぐ秋。そう思うとやり残したことが山程あって、どうやら黄昏れている場合ではなさそう。それでも午後になると明らかに、光の感じが変わってきている。何となく光の線が細くなったとでも言えばいいのだろうか? 巷では相変わらず、何となく国全体が悶々としている。それでも「今日」という日の抜こう側に、この国では嬉しいことに「季節」という何となく美しい移り変わりが存在している。その次の季節が近づいてきている空の下で、そんなことを思いながら空を見上げると、空の上でも夏と秋が混じり合いながらも、まだまだ夏優勢の空。@中目黒

今日も一日中、相変わらず不安定な一日。ふつうだったら夕立のところが、昼頃にザーッと雨が降る。今日はその雨の直後、下戸のぼくに「それでもいい」とのことだったので、ワインについての取材を受ける。当然ワインについては不案内ながらも、沼ちゃんの助けもあって、光の話という切り口で楽しい話が出来たような?(笑)失礼しました。そして事務所内でのインタビューの後、雨上がりの目黒川沿いのいつもの散歩道で、若い女の子のカメラマンに写真など撮ってもらう。かなり緊張。(苦笑)詳細は後日。

蟲師 (6)
蟲師 (6)
posted with amazlet at 05.08.21
漆原 友紀
講談社 (2005/06/23)

そして今日は、昨日同様同じ漫画でも、ちょっと個人的な新しいご報告! 現在「月刊アフタヌーン」にて連載中の、漆原友紀氏著「蟲師」がアニメ化され、今秋10月より放映される。その現在制作中のアニメの中で、ぼくがオープニングディレクターを担当した!(驚)当然のことながら、写真家がアニメのオープニングを作るのも初めてのことで、当初制作者サイドとしてもかなりの冒険であったことと思われる? それでも結果は、自身の想像以上にとても興味深いものが出来上がったと思っている。そして何より、このアニメの監督をする長濱氏及びに関わっている全てのスタッフが、作者の漆原さん含めて喜んでくれていることが嬉しい。これもまた詳細は後日明記の予定。今日のところは、まずはご報告と、是非ともこの「蟲師」という漫画を読んでみて欲しいと思ってのご紹介。現在最新刊は「第6巻」。どこから読んでも問題はないけれど、もし出来たら最初からがいいかも? しかも、この漫画は今までの他のどのジャンルにも属さないと思われる程に、そういう意味でも新しい。内容は簡単に言えば自然界を中心とした日常の話。そして、そこにはいつの日も確実に日本という国の本質としての光が脈々と流れている。乞うご期待。

mushi1.jpg mushi2.jpg mushi3.jpg mushi4.jpg mushi5.jpg mushi6.jpg

この不安定な空の下で、何処を向いていいやらの、時に被写体の空。@目黒川

今日は六十回目の終戦記念日。こんな特別の日に、自身のたわいもない日常を綴るのは極めて難しい。しかし間もなくそのこととは関係なく、何もなかったように今日という一日が終わろうとしている。平和なのは嬉しいけれど、この感じは嬉しいというよりも、何となく不安に感じるのはぼくだけであろうか? そんな日にタイムリーながら、先日浦沢直樹氏著「PLUTO」がまたしても手塚治虫賞を受賞の記事の中で、何となく引っかかったこうの史代さんという不案内ながら、初めて聞いた漫画家さんの「夕凪の街桜の国」という短編漫画がamazonより届いた。広島出身の作者が、彼女なりに手を尽くし、語れることを言葉少なく語られる原爆の話は、今まで何となく近づこうにも近づけなかった重い問題の、その重さを自身の中で変えてくれたような気がする。やっと外のこととして重かったことが、自身の中でもその重みを感じることが出来た、とでも言ったらいいのであろうか? あ〜、やはり何となく語ろうとしている自分がいて。。。是非、読んでみて下さい。とてもいい本です。

夕凪の街桜の国
夕凪の街桜の国
posted with amazlet at 05.08.21
こうの 史代
双葉社 (2004/10)

今日は久しぶりに沼尻家にお邪魔して、自身の活力の源でもある?「沼ちゃんの肉じゃが」を戴く。相変わらずの美味。しかも最後は本年初の「筍ご飯」! いつもながら多謝。そしてここのところ、何となくギターをまた弾きたくなっていて、そんな話をしていると、どうやら沼ちゃんの中でも今年はギターがきているらしい!? しかも既に数本の超弩級ギターを手に入れているとのこと。早速その中の一本で、数年前に復活した「Headway」の今年のコレクションモデルを弄らせてもらう。さすがに新品とは思えない「Martin」ばりの鳴り! 益々自身の物欲も刺激される。(苦笑)そしてぼくは、今日よりあの「まさやん」を心の師匠と仰ぎ、アコギでブルースギターを目指す志すことにする? そうなるとやはり、いつかは「Gibson」ということになる。(笑)まずは練習用のギターを手に入れることが先決。そして今日は天気さえも大きく変わり、夜になると予報通りの落雷。特別な日に、それでも全ての人にこうやって様々な日常が存在する。もちろんいろいろ思うところもあるけれど、

まずはこの平和な今日に感謝する終戦記念日の空。@槍ヶ崎

今日は昨晩雨が降ったし、午前中は雲も多かったので、いく分涼しい。それでも午後になって青空が拡がってくると、まだまだ暑い。昨晩はあの小野田さんのドラマがあったり、世界陸上だったりとテレビ三昧。明日が終戦記念日で、今年は終戦60周年ということもあって、それにまつわる番組が続いている。改めて知るべきこと、思うことの多きがあることを痛感。そして今日は、このタイミングを逃すとまずいことになるかも?と美容室に電話するとやっているとのことなので、髪を切りに行く。その後、現在入院中の助手のこぐまのお見舞い。火曜日には退院出来そうなので安堵する。病室の窓の外には美しい夕焼け空。そういえば、東京の空を見ながらこうやって美しいと思ったのは久しぶりのこと。

流れる雲に色が付き、その移り変わりの時間を楽しむ、色も流れる夕焼けの空。@恵比寿

今日は朝から雲が多く、太陽もその雲間を出たり入ったりと忙しい。それでもひと度、雲間から太陽が覗くとその直射日光は、体感的にもあっという間に熱を感じる程にかなり強い。そしてどうやら世間は昨日あたりからお盆休み突入の模様で、あたりの様子もいつもとは少し違う様相。それにしても不安定な天候で、しかも相変わらず蒸し暑い。昨晩も写真を届けに鈴木さんのところに伺い、それこそ久々に「福よし」。相変わらずの美味。そして多謝。その後下戸なぼく達は、いつものように二人でカフェ。(笑)そこで偶然にも、「クィーンのオペラ」観劇のために浜松より上京していた、鈴木さんの奥さんと娘さんに初めてお会いする。何と娘さんは話には聞いていたけれど17歳! 驚きと共に感嘆。当然だけど、17歳というのは子供ではなく大人である。(笑)しばし歓談し、やがて空からパラパラと雨が落ちてきたので慌てて家路に着く。すると突然の大雨に見舞われる。そして今度はその雨のすごさに驚き、短い時間に驚きが続いた夜だった。それでも家に着く頃にはほとんどその雨も止んでいた。

今日は本当ならちょっと仕事も溜まってしまっているので、出社しようと思っていたが、とりあえず家で出来ることを持ち帰って、自宅でいろいろ。本当なら夜は沼ちゃんの家にお邪魔する予定だったが、桜庭の体調が優れずそれも順延。考えてみればこうやって自宅にいるのも久々。そんなわけで、これまた久しぶりに音を出してみる。オーディオ的にはこんな季節なので、音の方も幾分抜けが悪い? それでも久しぶりに聴くそれなりに積み上げてきたその音は、しっかりとした実体を持っている。

一方外の方は案の定、夕方になるとまたしてもバケツをひっくり返したような雷雨。しかしその雨も昨日同様あっという間に止んで、ムンムンとした静かな夕暮れ。それでも空の気配はまだまだ不安定な感じ。天気予報でも、朝からこの「不安定」を繰り返す。こちらはその不安定な空の下で、気が付けばもうすぐ日が暮れる。そのことに少々戸惑いながらも、たまにはこんな日もいいもの?

いつになく自宅でのんびりする、帰省ラッシュピークの土曜日の空。@東北沢

audioset.jpg

このオーディオという趣味を始めて、かれこれ5〜6年程。その間に二度引っ越した。部屋が変わると当然音が変わる。それでも変わらない音があって、それこそが機材の個性としての音であり、あるいはそのソースが持っている本当の音ということになる。子供の頃はいわゆる「コンポ」と呼ばれていた廉価なオーディオ装置を駆使してレコードを聴いていた。しかし社会人になって、ソフトもアナログ盤からCDへと変わっていった。確かにCDはノイズもなく、扱いも容易く便利ではある。しかし肝心の音に関しては、何となく同じソフトでもアナログ盤に比べると、何となく音も細く感じて、しかも何となく冷たく感じて、ぼく自身もそのせいか? 気が付くとしっかり向かい合って「聴く」という情熱を失ってしまっていたような気がする。しかしある時、現在事務所で使っている「LINN CLASSIK」という、ちょっとだけ高級な一体型CDプレーヤーの音を聴いてハッとしたのであった。その音は明らかに自身が無意識の中で諦めていた淡泊なCDの音ではなく、音楽的な音が鳴っていた。(そしてこのことは、昨今のデジタルカメラにも同じことが言える。)その瞬間からぼくの中で、オーディオそして録音音楽に対しての興味が再燃した。特に慣れ親しんでいたアナログ盤を久しぶりに引っ張り出して聴いてみると、その音がむしろとても新鮮に感じたのであった。そして徐々にではあるけれど、本格的にオーディオと向かい合っていった。それこそ一番最初に久々にオーディオ装置を持ち込んだのは、当時ちょっとした自身の書斎代わりに使っていた和室。実はこの和室というのは、畳のおかげで音響的には極めてデッドで、その分コントロールしやすいという特徴を持っている。(これも全て今だから言えること・笑)そして次に引っ越した家も和室だった。しかしその部屋は、いろんな意味で音楽を聴く気にもなれない程に環境が悪く、ぼくはオーディオだけのために、早々に引っ越しをした。(苦笑)そして今の家は、床もコンクリートなので今までの和室とは、全くもって勝手が違う。もちろん違う環境でやってみたかったので、ここに引っ越したところもある。それでも最初のうちは、もうオーディオは止めようと思う程にどうにもならなかった。何よりデッドの部屋からライブの部屋に変わったわけだから当然といえば当然で、およそ2ヶ月間ほどは、仕事も手に着かない程に悪戦苦闘を繰り返したもの。(笑)それでも、詳細は避けるとしても、電気的なことを含めて今までの経験が功を奏して、今までとは異なる音ながら、現在は自分なりの音が鳴っていると自負している。そのシステムは、基本的にはアナログベースで、CDはおまけのようなもの。それはやはりオーディオというのもバランスが大事で、オリジナル盤を聴くことを中心と考えたときには、80年代のマーク・レビンソンのアンプに、70年代のJBLのスピーカーを中心とした、今のシステムがぼくにとっては好ましい。そして日に日にCDの音質が向上しているが、それでもぼくの手元にあるオリジナル盤の数々は、生涯大切なもののひとつになると想像している。とにかくぼくはオーディオから多くのものを学んだことは確か。現在ニューヨークで展示中の湿板写真にしても、オーディオをやっていなかったら、おそらくあのようなかたちで定着することはかなわなかったのではないかと思っている。

それにしても、どんなときも音楽はいいもの。そしてぼくはレコードに針を落としながら音楽を聴く感じをまだまだ楽しんでいる。

今日の空20050811

今晩も深夜の帰宅。家に戻ってPCを開きメールをチェックすると多くのメールに混じって、これまたいつも以上に多くの迷惑メールに驚愕。それでもその中に嬉しいメールもいくつかあって、それだけで何となく温かい気持ちになれるから不思議。今日はガッカリすることもあったけれど、清野さんがセッティングしてくれたJohnさんと間宮さんとの会合は、そんないろいろを払拭する程に、全てが前向きで有意義な時間だった。そしてそれは改めてここから何かが始まることを予感させる瞬間でもあったような気がする。まずは何よりもそんな瞬間に多謝。しかも話題の中心は、広い意味での「I LIKE TODAY」。

それは今日みたいな、それこそたわいもない日常の繰り返しであったとしても、それは必ず大切な「TODAY」な空。@中目黒

megurogawatyosa.jpg

そんな日常の中で、いつものように近所の目黒川沿いのお気に入りの遊歩道を散歩していると、その蒸し暑い最中、何やら簡素で可愛らしい調査風景に遭遇。どうやら風速と気温の調査をしている模様? それを興味深く眺めていると学生さんらしき管理者が帰ってきた。「何を調査しているのですか?」と聞いてみたところ、彼は福島大学の学生さんで、川が地上を流れているところと、地下を流れているところの四ヶ所で同様の調査をし、どれぐらいの温度差があるかを調査しているとのこと。彼らはやはり地上を流れている方が気温も低く、快適に感じるであろうということを予測している。ぼくもそうあって欲しいし、おそらくそういった結果が出るに違いない。しかし、本来ならその川がキチンと流れていて、その近所に木陰があれば、特にこのコンクリートの固まりのような街の中においても、少しは快適になるのは当たり前のことの様な気もする。それをこうやって計測しない限り証明出来ないことが、少しだけ寂しくもあり、逆さまにそこまで来てしまっているのかとの危機感を覚えた瞬間でもあった。とはいうものの、決して嫌みではなく、暑い中ご苦労様です、ありがとうと思った瞬間でもあった。そして、これもひとつの「I LIKE TODAY」

今日は先程帰宅して、深夜の更新。今日の空は大きく動いた空でもあった。今日は朝からドンヨリとした曇り空。その空からはやがて大粒の雨が落ちてきて、上がったと思ったら、今度はそのしっかり湿ったアスファルトの温度を上げて、夜になっても蒸し暑い程。いったいどの空が今日の空に値するのか悩んでいるうちに日が変わる。いろいろあった一日だったけれど、その中でもいくつかのいいことがあった一日でもあった。それが今日の空の変わりように妙に似ている。どうやら相変わらず、空に振り回されている日常?

それにしても、未だに日常に戻れていないような錯覚を覚える移り気な空。@恵比寿

今夕、東京に帰ってきた。今日の山形鶴岡は、雲が多いながらも朝から強い日差し。気温もグングン上がっていった。しかし、その蒸し暑いながらもその大気の匂いは青々としていて気持ちがいい。その柔らかい気配に後ろ髪を引かれながら、鶴岡を後にする。長い道のりをただひたすらに走る。東京に近づくと徐々に車が増えてくる。そして遠くに東京の街が見えたときには、大きな違和感を覚えた。この何日か、時期的なこともあって辺り一面に拡がっていた稲穂の緑の絨毯がビル群に変わっている。そして大気は匂いを感じる前に霞んでいる。何とも悲しい瞬間。それでも現在、ぼくの日常はここにある。もちろん、この街でなければならない多くの出来事と人が存在しているのも確か。それをどこかで勇気を持って受け入れている感じが、もしかしたら不自然なことなのかもしれない? それでもここでやれることが、まだまだあると感じているからここに暮らしている。

稲穂からビルへと地上が変わり、確かにどちらも大切なんだけれども? 未だ網膜が緑色に染色されている。それもそのはず、遂先程までは辺り一面のみ取りの上には360度の空。@鶴岡

今日の秋田は明け方より大雨。そうなると気温も一気に下がって、昨日に比べると10℃低い。今日はその大雨の中、秋田をあとにして墓参りと羽黒山を目指して、山形鶴岡に向かう。酒田市に近づくにつれて雨も小降りになり、そして驚くことに鶴岡に近づくと雨も止み、空は見る見るうちに青い空が拡がっていった! こうまで都合良く天気が動いてくれるとやはり嬉しいもの。それにしても昨日より青森〜秋田〜山形と徐々に移動しながら思ったことは、いずれも日本海側の東北地方ながら、その風景は微妙に異なる。もちろん基本的な風景は同じでも、上手くは言えないけれど、その風景の有様が徐々に柔らかい感じに変わっていったような気がする。それが光の問題なのか地形の問題なのかは別にして、これはあくまでも印象の話。

その印象を助長するような柔らかい夕日に包まれる庄内平野の空。@鶴岡

aonuma.jpg

今日の空20050807

今日も昨日程の快晴とは行かないものの、相変わらずの夏日が続いている。今日は昨日とは方向を変えて、一路青森の十二湖を目指す。何でこんなにも東北地方に惹かれているのかは、未だ自分でもはっきりしない。だからまだまだ探りのような旅が続く。不思議なもので、秋田県から青森県に入ると偶然かもしれないけれど、いきなり天気が変わった。ちょうど昼時だったことも手伝って、今が旬の「いかやき」の文字に吸い込まれるように(笑)その国道沿いの「福寿草」という何とも縁起の良さそうなドライブインのようなところで昼食。その分厚い「いかやき」はもちろんのこと、昨日は上がらなかったけれど、今日は上がっていると言われた「ウニ丼」が本当に美味! 恐るべし日本海。海辺には天日干しされたイカが並んでいる。

ika.jpg

その大満足の昼食の後、一気に十二湖へ向かう。現地に到着すると予想以上の人出。基本的には磐梯山の五色沼のような感じだが、そのスケールが範囲を含めて大きいにも東北的。まずは「青池」に向かうと、時折日が射してきた。するといきなり冷たい湖面の温度が変化するようで、小さな靄の様なものが一気に湖面を走る。それは空気の流れが視覚的に確認出来て、非常に興味深い瞬間。頭の中はまたしても「蟲師」の世界が駆けめぐる。持ち合わせたカメラに不満を抱えながら、デッサンを繰り返すように散歩をする。しかし森の中はじっとしてれば涼しいけれど、歩き回るとあっという間に汗だくになる。それにしても今回の旅行は、今まで東北というと、今東京に暮らすぼくにとっては涼しいような印象を持っていたが、それを打ち消す程に毎日しっかりと汗をかいている。やがてどうも日も出なくなってきたので、青森をあとにして秋田に入ると、またしてもいきなりの青い空。

そしてその空の下では、遅ればせながら完全に梅雨も明けた、これぞ日本海の夏の空。@岩館

Himawari.jpg

今日の空20050806

秋田は今日も朝から雲ひとつ無い快晴。今日は8月6日、ということは原爆記念日。しかしここではそんなことを忘れてしまいそうな程、平和で牧歌的な世界が拡がっている。中でもぼくは東北のこの田園風景がとても好き。そして今の時期は山間のこの一見牧草のように見える全てが、実は美しい稲穂。今日は秋の宮から峠越えして、鳥海山の麓の高原を抜けて市内に戻る。山間の田園風景の向こうには、これだけ暑くなっても山頂にはチラホラと雪の残る鳥海山が頭を覗かせている。

この谷の向こうには法体の滝。これが日本の代表的な風景であることを嬉しく思う、平和な空。@法体・秋田

今日の空20050805

今日の秋田も相変わらずの夏日が続いている。今日はその炎天下の下、桜庭のご両親と共に、秋田道を走り小安峡を目指して車を走らせる。山に入ったら携帯の電波がつながらなくなるのではと思って、まずは「今日の空」を途中で立ち寄った稲庭うどんの里でもある稲川町の「七代目佐藤養助」の本店で昼食を撮りながらの更新。それにしてもここで食べた稲庭うどんは驚く程の美味。その国道沿いの拡がっている風景は空が広い。しかも360度空という状態で、冷静に考えればこの当たり前のことを、東京の日常の中で感じることが難しい。

稲庭だからというわけではないけれど(笑)田んぼの中に佇む小さな杜がかわいい、うどんの里の空。@稲庭

inaniwayosuke.jpg

食後、その国道を走り小安峡。その谷間の川には壁面から吹き出す温泉が溜まって湯気が上がっている。そして辺りには硫黄の臭いが立ち込め、そうでなくとも蒸し暑いのと混じり合って異常な湿度の中で、汗も一気に滴り落ちる。ここでもちょっと整備が過剰で、肝心の風景が今ひとつはっきりと見えてこない。そして汗だくになりながら車に戻って、近所にある栗駒高原の「栗駒フーズ」直営のお店で「牛乳屋さんのソフトクリーム」を食す。試飲させていただいた牛乳含めて美味。その店先には「日本一小さい牛乳博物館」?

kurikomafoods.jpg

その博物館の中はこんな感じ。(笑)

そして今度は車一台通るのがやっとの山道を走って「川原毛地獄」に向かう。またしても硫黄の臭いに包まれながら、その石灰岩が剥き出しで川そのものもかなり高温の温泉になっている「地獄」を散策。それは印象としては地獄というよりも、小さな活火山の中を歩いているような印象を受ける。

jigokudani.jpg

今日は一日中暑い中、起伏の激しい道をいくつか歩いたのでちょっと疲れたかも? そして陽が傾き始めた地獄谷を後にし、峠を越えて下山。本日の宿泊地「秋の宮温泉郷」の到着する。幸い? 携帯がつながったので更新。
空の広さと共に、緑という色の豊かさを感じた一日だったような。

prius.jpg

20050804.jpg

今日の空20050804

今日は早朝より蒸し暑い東京を脱出。しかも今回は先月納車されたばかりのプリウスを駆って、一気に北上して秋田に向かう。しかし、せっかく早起きして6時に家を出たというのに、首都高速でいきなりの事故渋滞に遭遇。(悔涙)そのおかげで東北自動車道に入ったのは、7時過ぎ。そして暑い日差しを車中で感じながら、それも北上すれば和らぐと思いきや、むしろ次第に気温が上がっていく?! 福島あたりでは、何と35℃! それは秋田についても変わらず、予想以上に暑い。それでも北上するにつれて、改めてこの世界が空の下にあることを改めて知る程に空が拡がっていった。そして出来ることならば、その様をゆっくりと眺めていたいと思った高速道路だった。それでも、何度かただそれだけのために思わず車を停める。


蒸し暑い空の下で様々な緑の色が混じり合う、北へ向かうも夏日が続く空。@水沢JCTあたり


そして夜になって、初めて竿燈を見に行った。
確かにその様はとてもきれいで、その大きな竿燈を操る技には目を見張るものがある。それでも時々失敗して倒れてしまったりと、そんなことも含めてなかなか秀逸な夏祭りであることは確か。しかし何とも残念なのが、その環境作りとそれを取り巻く状況。それというのもロウソクの灯が灯った竿燈がゆ〜ら、ゆらと夏の夜空に揺れる様は、美しいもの。しかしその周りがあまりにも明るすぎる。場所によっては、竿燈の向こうにはビルの窓明かりが光高と点いていて、その方が眩しい。その上、お囃子を奏でる櫓の照度も竿燈のそれよりも数段明るいのである。中でも今話題の「郵便局」に至っては、その場を借りてアピールしたいようで、お囃子の車そのものが大きな〒マークと共にライトボックスのように竿燈を打ち消す程に明るい。(嘲)何だかとても悲しい第一印象

kantou.jpg

きっともともとは、もっときれいだったんだろうなぁ〜と思いながら、そこに今の日本が集約されているようで、何が出来るか解らないけれど何とかしなくては。それでもまだまだ美しい瞬間が残っていることを信じていたい日本の夏。@秋田にて

今日も相変わらず、朝から蒸し暑い。
昨日も浦野さんではないけれど、天気予報はまたしても大いに外れ、夏らしい夕暮れ。どうやら気象庁もこの不安定な陽気には対応できていない模様。昨日より本格的にこちらで始めたブログながら、勝手もつかめず試行錯誤を繰り返す。そして何より昨日はこのブログ内に浦野さんのページを見つけることが出来たのが嬉しかった。それにしても、デジタルカメラの進化によって、全体的に写真がすごく良くて、ただひたすらに感嘆。こんな時代になったことは長い間写真をやっている自身にとっても喜ばしいこと。

そこで改めて気が付いた。

このページで改めて同じような空の写真をアップするのはいかがなものかと?(苦笑)やはりここでは、余程の空に変化が無い限り、その空の下で交わされる自身のたわいもない日常を綴るということがモットーのはず。今更ながら情けない。 昨晩は、暗室作業の後、なかなか降りてこなかった現在「CLUB USEN」の会報誌で連載中の「あかるい空の下で」の原稿執筆に悪戦苦闘? 内容は山代温泉「あらや」の女将さんの話を中心とした、北陸と北欧の話。9月末頃には世の中に出るはずなので、乞うご期待。そして深夜に無事脱稿! タイトルは「あかるいところの話 北陸編」。温めた分だけまあまあいい感じ。(菊池さんまたしても締め切り遅れてゴメンね!)

そんなわけで、明け方の帰宅。その時間でもあたりは蒸していた。今日は昼過ぎに出社して、ドロンとバタバタと相反する動きのあれこれを繰り返している。久保さんが来るまで、ちょっと時間が出来たので早速ブログってみる。そうこうしていると久保さん登場。ちょっとお待ちいただいてまずは更新。

今日はやけに光が目に滲みるモヤンな空。@中目黒

4月のリニューアルに合わせて「MOVABLETYPE」のソフトを使ってblogを始めてみましたが、ここへ来てスパムメールに悩まされ「So-net blog」において、タイトルも新たに「I LIKE TODAY」としてリスタートを切ることにしました。今年は何かとリスタートが多い年? 今後ともよろしくお願いします。@菅原一剛

本日よりテキスト部をこの「So-net blog」にとりあえず移行してみる。本来ならそんなことをしている場合ではないけれど、気になっていたので。(苦笑)そしてタイトルも新たに「I LIKE TODAY」としてみた。これは先日もちょっと書いたけれど、先日清野さんがN.Y.に行った時に出会った言葉。ぼくはこの短いセンテンスがとても気に入って、こうやって使わせてもらっている。何故ならば全ての写真は、撮影された瞬間はいつの日も撮影者にとっては「TODAY」だから。ぼくもこうやって写真をそして「空る」と言いながら、日常の存在する地上界とその上に拡がっている光としての空写真を撮りながら「TODAY」を繰り返している。昨日はお台場のGallery21にて展示中の菜穂子さんのところにお借りしていた額を返しに行って暫し歓談。そして打合せに向かった先が有沢さんの事務所のすぐ側だったので、またしても暫し歓談。(笑)現在連載中の「CLUB USEN」の入稿も迫っているので、これを読んだら担当の菊池さんに怒られそうだけど、いいところでなかなか降りてこないのが現状。(苦笑)そんなわけで、今日こそはと思っている今。これよりプリント作業を済ませて取りかかる予定。空は午後になって、ますますそれを遮るように重たい雲が拡がってきてしまった。

お願い!雲に負けないで降りてきてな空。@東北沢

窓の外のドンヨリしていた空に青空が見えてきたので、気分転換にと思っていつもの目黒川沿いの測道をお散歩。とにかく蒸し暑い。ベンチに腰を下ろして休む人々も気持ちよさげというよりは、皆グッタリしている。こちらもちょっと散歩しただけで汗だくになっている。(笑)気分転換のつもりが、逆効果だったかも?

ミンミン蝉真っ盛りな空@目黒川 15:10

早いものであっという間に今日から8月。未だ日本列島は蒸し暑いだけで不安定な天候が続いている。それも振り返ってみると例年よりもダラダラと長く、昨日徳重さんが作ってくれた7月の空のインデックスページを見てみても、曇り空が多い。そのせいにするわけではないけれど、なかなか仕事が捗らない。月は変われど気分が変わっていかない今日から8月の空。@西郷山公園

December 2017

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31