ご案内が遅くなってしまいましたが、
5月5日まで、現在千葉大学で客員教授を務めるプリンターの久保元幸さんが、
千葉大学附属図書館にて「数値と感性のはざまで」という展覧会を開催されています。
その中には、ぼくと久保さんがこの10年制作を続けている湿板写真をはじめとして、
多くの写真が展示されています。
中でも、あの「木漏れ日大ガラス」と「原寸大ジーンズプラチナプリント」が
一堂に会すすがたは、おそらくこの展覧会ならではの展示だと思われます。
そして、もちろんそれ以外の写真も、そこにあるすべての写真が、
ものとしての存在感をしっかりと持ち合わせています。
その理由のひとつとして、久保さんのたしかな技術が大きな要因のひとつですが、
さらに、それらの写真に関わった久保さんの人柄さえも
感じ取ることが出来るあたたかいものたちであったことが、
ぼくにとっては何よりもうれしいことでした。
やはり、あらためて写真というのは、とてもあたたかいものなのかもしれませんね。
展覧会のタイトルでもある「数値と感性」というものは、
一見相反するものではありますが、
ものをつくることにおいては、時として、その両方が必要になります。
そして、そのことを、静かに大学の構内で感じることが出来る今展覧会は必見です。
会期は残り少なくなってしまいましたが、
土日も開館しているようですので、
出来るだけ多くの方に、その展示を観ていただければと思います。
久保元幸印画研究室
千葉大学付属図書館:各種印画法によるオリジナルプリント展「数値と感性のはざまで」
千葉大学付属図書館:「利用案内」
千葉大学付属図書館:「開館カレンダー」
■ 千葉大学付属図書館:本館(西千葉)
〒263-8522 千葉県千葉市稲毛区弥生町1−33
■ 交通案内
・JR 総武線「西千葉」駅下車:駅正面の千葉大・南門を入り左方向徒歩約3分
・京成みどり台駅下車徒歩約8分
■ 西千葉キャンパス地図
(附属図書館は地図の中央、黒丸11番で示された建物です)