久しぶりに自身のHPのリニューアル。
そちらはまだ完成していませんが、
それと共に「今日の空」のページもリニューアル。
今回のページは、スマホバージョンも含めて全画面表示ですので、
今まで以上に、そこにある"光"のことが気になります。
「光を観るために空を撮る。」と
2002年元旦より始めた「今日の空」ですが、
こうやって丸13年に渡って毎日の空を見続けていると、
当然のことながら、そこの光の中で暮らす人々について、
そして、その光の中で育まれる文化について、
それまで以上に、はっきりとしたかたちで感じとることがあります。
先日、北海道帯広にて、これまで撮影してきた十勝の写真を
ある式典において、まとめて観る機会があったのですが、
ぼくは不思議なことに、自身の写真なのにもかかわらず、
少しばかり客観的になりながら、津軽の空を思い出していました。
そして今日、ハンガリーの美術館から写真を観に来られたキューレターに
そんな「北の光」についてのぼくの思いをいくつかお話ししたのですが、
今度は、そうやって話をしているぼくの頭の中では、
その続きになるであろう新たな「北の光」について、
それはまだ見ぬ世界なのにも関わらず
割とはっきりとしたかたちで存在しています。
しかも、それらはすべてとてもあたたかい印象があります。
その答えなどわかるわけなどありませんが、
ここのところぼくには、いつかどこかで忘れ去られてしまった、
もしかしたらとても大切なこの国の起源のような世界へ
しっかりと導かれているような実感があります。
そして、そこで次から次へと現れるいろいろについて、
それをもっともっとしっかりと向き合って、
もっともっと知りたいと思っているのですから、
どうやら、まだまだ北への旅が続いていきそうです。
そしてそれはすべて、この「今日の空」を続けていく中で、
その「空」のつながりと共に、はじまっていったような気がします。