今日の空の下20050719

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梅雨明けの蒸し暑い空の下、今日はちょっと面白いところに行ってきた。
この近未来的な映画のセットのような光景が、この空の下に広がる草原の下に存在していることを誰が想像することが出来よう。ここは国土交通省が管理している「首都圏外郭放水路」である。この写真はそのシステムの中で「調圧水槽」と呼ばれる場所。このあたりは以前より問題になっていたように、荒川、利根川、江戸川といった大河川に囲まれた土地なので水がたまりやすく、特に中川・綾瀬川流域というのは、昔からひとたび大雨が降ると浸水被害が多発する場所であった。それを解決する策として生まれたのが、この中小河川の水を一度地下トンネルに取り込んで江戸川に放出するこのシステム。幅78m長さ177m高さ25.4mというこの巨大な水槽もそれでもひとたび大雨になると2/3程水が貯まるという。よって雨の後は暫く中に入ることも出来ない。今日は幸い梅雨も明けて、ここのところ大雨もなかったので、ぼく達は長靴をお借りして中に入ることが出来た。それでも中は水も少し残っていて湿度90%な感じで鬱そうと霧が立ちこめている。しかしさすがは地下。地上界は猛暑なのにもかかわらず、予想以上に冷やりとしている。その地下で改めて感じたことは、やはり外の空の光の眩しさと温度も含めたその力。やはり見えないことによって見えるものがあるというのはこういうこと。しかもこの地下で梅雨明けを感じた不思議。そしてここは何処? ここはこの空の下の話。@首都圏外郭放水路

December 2017

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