The 30th Nippon Jr.Featherweight Champion!

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今日も、またしてもドンヨリとした曇り空。

その空の下で、今日は、先日見事なファイトで、日本スーパーバンタム級の新チャンピオンになった福原力也選手に、個人的にもお祝いの気持ちを込めて、海岸のパイナップルのスタジオをお借りしての撮影。
タイトルの通り、彼は歴代30代目のチャンピオン。そして初めて間近で見るチャンピオンベルト。しかもこれは30代受け継がれているもので、いろんな意味で重い。

肝心の撮影の方も、ぼく自身もいつものスタジオ撮影とは少し違った緊張感の中で、自然と気合いも入る。それにしても、彼のその鍛えられた肉体はとにかく美しい。もちろんその眼差しも以前のそれとは明らかに異なる「チャンピオンの眼」。そんな全てに必死で向かい合って、それこそ久しぶりにしっかりとした手応えを感じて撮影は終了。それは、今から自分でもプリントしてみるのが楽しみな程。そしてそれは、久しく忘れていたスタジオ撮影の楽しみを思い出すことが出来た、瞬間でもあった。

既に、来年の2月に初の防衛戦が決まっている力也選手は、今日も撮影後、ジムに行くとのこと。彼が所属する「渡辺ジム」は五反田にあるので、その前に少し時間があるとのことで、中目黒の事務所に顔を出してくれた。そんなわけで、事務所に戻って、彼の先輩にあたる吉田さんを交えてしばし歓談する。その話題は、多岐に渡った。そして、その話の中で、改めて彼が普通のボクサーとは少し違って、非常に等身大な日常の感覚を持っていることがよく判ったし、ぼくはそのことがとても嬉しかった。

考えてみれば、今まで多くの人々を撮影してきてが、ボクサーを撮影するのは今日が初めて。
しかも、初めて撮影したボクサーが、「福原力也」という日本チャンピオンだったことは、きっと意味がある。同時に、不思議とこの先も彼とはいろんなことが共に出来るような気がした「TODAY」だった。

きっと、明日は晴れる。

December 2017

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