今日の空20051127

今日は、昨日のホテルの居心地が今ひとつだったこともあって、
それなりに早起きして、梅田より阪急電車で京都に向かう。
その特急列車は、梅田が始発なのにもかかわらず、
平日のラッシュ時の山手線並の混み様。

それは終点の河原町に着いても同じこと。
とにかく今日の京都は、予想以上にすごいことになっていた。
とにかく、その人混みを抜け出して、
Gallery・DOTのある下鴨方面のバスに乗りこむ。
それでも今日の京都は、ポカポカしていて、格好のお散歩日和。
ぼくも、その陽気につられるように、途中下車して、
鴨川沿いを、プラプラとお散歩してみる。
道行く人たちも、その光の下では誰もが幸せな顔をしている。
その上、鴨川沿いの紅葉も今が真っ盛り。
その感じは、まさにあたたかい瞬間。

そしていつものように、お散歩しながら空にカメラを向けていると、
同じくカメラをぶら下げた、数人の若者たちから
「菅原一剛さんですか?」と、声をかけられる。(驚)
何と、彼らは写真学校の学生で、
以前よりこの「今日の空」を見ているとのこと。
そんなわけで、ちょっと照れながらの「今日の空」。

そしてその後、山村国夫さんの展覧会にお邪魔する。
それこそ山村さんは、ぼくが先程の彼ら同様に学生時代より、
尊敬している写真家の大先輩。
その相変わらず精力的な活動に、改めて感嘆。
そして同時に、くれぐれも無理をしないようにと願っている。

考えてみれば、ぼくはこうやって30年程前から、この景色をよく見ている。
そして改めてすごいことだなぁ〜と思うのは、
そこには同じように、川が流れていて、
遠くには京都ならではの山並みが連なっている。
そして自身のデビューギャラリーでもあるGallery・DOTでは、
同じように、山村さんの写真が展示されている。

こうやって変わらないものがあることは、やはり嬉しいこと。
変わることと、変わらないことの間で、ぼんやりと空を見上げる今日の空。@鴨川・京都

December 2017

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