今日の空20060104

先程、秋田から東京に戻ってきた。
今日の秋田は、朝から猛吹雪。
それにしても、今回は申し訳ない程に最悪の体調で、
どうやら天気もそれにつきあってくれた模様?
それでも今日は、かなり熱も下がってこともあって、
じっとしていられずに、近所を散歩と外に出る。

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やはり北国の現実は、それなりに厳しくて、
郵便局の局員さんも大変だなぁ〜と思って
「ご苦労様!」と声をかけてみるも・・・
なかなか写真を撮るなんて気分にはならないもの。
見た目には、珍しくて面白いものがたくさんあるんだけれど、
それを単純に面白がるのも気が引けて、
なかなかシャッターが押せない。
そんな真っ白な散歩を終えて、
その写真をMacに取り込んではみたものの、
予想通りに、ろくなものが写っていない。
ひとり落胆していると、秋田のお父さんが、
「ちょっと早めに出ようか」と車を出してくれた。
とりあえず大潟村にでも行ってみようと
家を出てみたものの、ご覧のような猛吹雪で早々に断念。

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秋田港沿いの道を抜けて、お気に入りの場所でもある
「出戸浜海水浴場」に連れて行ってもらう。

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ぼくほ、この冬の日本海の誰もいない海水浴場が
不思議と大好きだったりする。
しかも今日の吹雪は、この海岸に対して
右手の男鹿半島側から吹き付けてきているので、
ちょうどその影になっているようで、吹雪いてはいない。
それでも猛烈な風が吹いている。
さすがに海岸線は危険なようで、警備員のおじさんがいた。
ぼくがその強風に煽られながら、フラフラ歩いていると
「写真かぁ〜、ホントはダメなんだけど、
 今日はいいー潮の花ー出てるからいいかぁ〜」
「潮の花ですか?」
「まぁ、いいから行ってみな。きれいだから、
 気をつけて、いい写真撮ってね!」
と声をかけてもらって、その寒さも一気に吹き飛んだように
勢い込んで、海岸線に向かった。
先程、国道から見えていた海の海面は真っ白で、
ぼくはてっきり、それも雪かと思っていた。

20060104_05.jpg

しかし実は、それこそが「潮の花」と呼ばれるものだった。
どうやらこの「潮の花」というのは、
今日のように海が荒れた時、
海水がものすごい勢いで攪拌されて出来るものらしい。
しかも、今日のような真冬の「潮の花」は、
表面が、すぐに凍ってその泡も長持ちして、
しかもこれ程強い風の風紋をまとった「潮の花」は、
なかなか見ることが出来ないとのこと。
またしても、新年早々に幸運に恵まれた。
それにしても、ものすごい海風だった。

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そうやって暫し、寒風の中で撮影を繰り返し、
またしても猛吹雪の道路を引き返して、
今度は秋田空港に送っていただく。多謝。
飛行機が飛ぶかどうか心配ではあったものの、
空港に近づくにつれ、雪も上がり、
飛行機は無事に離陸し、いくつかの雪雲を抜けて
羽田空港に着陸した。

東京に戻ると、真っ白だった秋田の風景とは一転して
夜だというのに、煌々とネオンが灯っている。
そしてその街明かりを見ていると
先程まで見ていた「潮の花」とシンクロしたりするから
これもまた不思議なものである。

真冬の中にあって、どこにもないはずの花が
海面にあったことがちょっと嬉しい、今日の日本海は潮の花な空。@出戸浜・秋田

December 2017

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