名もない通りが、名のある通り。

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あっという間に一月も今日で終わり。
焦っても仕方がないと思いながらも、
やはり貯まってしまっているいろいろを考えると
そうも言ってられない。

今日の京都は、朝からシトシトと雨。
そんな雨も、午後になると止みはしたものの
一日中、ドンヨリとした曇り空。

その空の下で、その貯まっている仕事のひとつでもある
原稿書きを、ホテルの部屋でしたためる。
それでも、せっかく京都にいるのに
一日中、ホテルにいるのもどうかと
散歩をかねて、馴染みの下鴨のGalleryDOTに向かう。

ホテルがある御池通りからは、ちょっとした距離だけど、
これはどこでも同じだけど、
京都とはいえ表通りはつまらないので、
裏通りを、カメラ片手にただひたすらに歩いてみる。

そのどれもが、ぼくのとっては「名もない通り」。
しかし、こと京都という街においては
もともとは、その通りの名が示すように
きっとその全てが「名のある通り」。

そんなことを考えながらの散歩は、
またそれはそれで、次から次へと新しい発見があるもの。

しかも当たり前のように、写真のような、
どこか別の次元につながっているかのような小路が
いくつもふつうにあるところがこの街のすごいところ。

そして、やがてそんな裏路地を抜けると
慣れ親しんだ風景のひとつでもある
西の山に続く鴨川に出る。

そこには現実ながらも、とても静かなシトシトとした空。@葵橋

December 2017

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