今日の空20060406


今日は、午前中から朗らかな春日和。
その日差しも、とてもポカポカと暖かい。

そんな最中、ここのところずっと気になっていた
昨年も撮影した”陣屋の椿”が、いよいよ咲いたと
つくし野のにある”椿の里”という、
その庭いっぱいに、椿をご夫婦で育てている
すてきな植木屋さん(お花屋さん?)

20060406_1.jpg

この”陣屋の椿”というのは、
かの徳川家康が、天下分け目の関ヶ原の戦いにおいて
最後に陣をとった場所に、生けていたことに、
その名を由来する。
そして、そんなエピソードもさることながら、
ぼくはその凛とした姿を、とても気に入っていて、
今年もまた、撮影することにしたのである。

そして、こんな春日和に、
少しばかり遅い椿を求めて訪ねてみると
すでにしっかりと、箱に入れて用意されていて、
その上ご主人からは、”陣屋の椿”の説明書きの
コピーをいただく。多謝。

何よりも、今年分けていただいた苗木も
なかなかの枝ぶり。
それを大切に車に積み込んで、
今度は、これもまた、毎年撮影している
小金井公園の、いつもの桜の様子を見に
つくし野から、小金井公園に向かう。

20060406_2.jpg

それはいみじくも、個人的にも大好きな武蔵野という地を、
久しぶりに縦断することにもなった。
それにしても、ここまで来るとさすがに空が広い。

しかも、その光景は、この季節とも相まって、
とてもあたたかいと感じることが出来る風景の連続だった。

それでも、面白かったのが、
途中に、奈良町であるとか、三輪であるとか、
ここは奈良? と思わせるような地名があったこと。
きっと何かの縁があるのかもしれない・・・?

そんな気持ちのいい道のりを、小一時間過ごすと、
あっという間に、小金井公園に到着。
のんびりしたいところではあるけれど、
すでに日もかなり傾いていたので
まずは急いで、桜の下見に向かう。
すると予想以上に、桜の開花の進行が早く、
先日ときに、
満開だった花が散っていたのは、もちろんのこと、
例年だったら、一般的な”ソメイヨシノ”の満開から
一週間から十日ほどで満開になる
お目当ての”白雪”という品種までもが、
驚くことに、まさに今が、満開だった。

20060406_4.jpg

そんなわけで、ぼくは管理事務所に行って、
明日の撮影許可を申請した。
とはいうものの、何せ急な話なので、
その時間を作るのはもちろんのこと、
準備を含めて、そうでなくとも慌ただしい日常は
一気に加速することとなってしまった・・・。

その少し前までは、少しばかり雲が出て来たものの、
長閑な景色の中で。
まさに花曇りな、のんびりとした空を眺めていたのが、
うそのような、武蔵野の大きな空。@つくし野

December 2017

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