今日の空20060713


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08:20 @Enoshima

実はここのところ、このブログについて「どうしたらいいものか?」
と悩んでいました。(これで止めてしまうことも含めて・・・)

それというのも、「日常を観光する」と始めた「今日の空」も、
気が付けば、かれこれ5年半。
日にちにすると、2000日を超えています。
自分でも、つくづくよく続いているなーと、時々思います。

でも、この「今日の空」というのは、
ぼくの中で、たとえ具体的なかたちになっていなかったとしても、
本当に多くのいろいろを生み出してくれているのです。

何よりも、「空を見続ける。」ということは、
結局は、「光を見続ける。」ということなのですね。
そして今では、「空を見続ける〜光を見続ける」ということは、
まさに日常そのものになっています。

ただ、当初より「空そのもの」を撮りたかったわけではなくて、
この「たわいもない日常の上にある空」を
光としてとらえていきたかったので、
だったらと、自身の「たわいもない日常」を
テキストというかたちで、綴ることにしたわけです。

それが、いつしか自分でも、やもするとその内容の方が
記憶に残るようになってきて、
これって、「ちょっと違うんじゃないの?」と思っていたわけです。
(大きな展覧会が重なったこともあって、
物理的にも難しかったので、止まっていたところもあるのですが)
しかも、今では現在進行形で、
「ほぼ日刊イトイ新聞」の中で、「写真がもっと好きになる。」という
毎週金曜日更新の連載をやらせてもらっています。
しかも、これらはすべてが新しい書き下ろしで、
その内容のすべては、当然写真の話なわけですから、
結局は、ここで書いていることと同じようなことを
書いていることになるわけです。

だから、何か他にいい方法がないかなーと悩んでいたのです。
でも、今日突然に解決してしまいました。(笑)

それというのも、今日は久しぶりに
午前中時間が出来たので、
ずっと気になっていたお札を返しに、
江島神社と鶴ヶ丘八幡宮に行ってきたのですね。

するとそこには、以前もちょっと書きましたが、
あたりの様子は、すっかり変わりましたが、
昔と変わらない海岸線があるのです。
そしてぼくが昔、サーフィンをやっていた時と同じ場所に
同じように波が立っていて、
その波に乗るサーファーたちを見ていて、
ぼくは、こう思ったのです。

やはり、ずっと見ていないと見えないものがある。と。

そう思ったとたんに、単純なぼくの頭は
「続ける、続ける」を連呼していました。(笑)
そんなわけで、再開です!

ただし、やり方はちょっと変わっていくと思います。
今のところ、そのすがたははっきりしていませんが、
道しるべみたいなものは、はっきりと見えています。

すでに気付かれた人もいるみたいですが、
本日の「今日の空」から、
「場所」の表記を割愛しました。
そうすることで、ぼく自身も後で見た時に、
「想像する」と「思い出す」いう作業が、加わることになります。
その感じこそが、まさに「光を観る」ことに、
とても似ているのですよね。

そして、せっかくデータベースにしていこうと
ブログという形態を取り入れたわけですから、
それも、今までよりも、もっと強く意識しながら、
この「研究室」を、続けることにしました。

だから、ぼくも今から、いつの日かかたちになるであろう
その固まりがとても楽しみになってきました。
これからも、よろしくお願いします。

それにしても、暑い一日でしたね。。。


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10:56 @Tsurugaokahachimanguu

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11:50 @Yukinoshita,Kamakura

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12:26 @Genpeiike

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