交響曲第9番ニ短調op.125 「合唱」


普段は、どちらかというと、
モーツァルトとバッハが大好きなぼくも、
やはり毎年、年末になるとベートーヴェン。
それもこれも、きっとこの交響曲第9番「合唱」という曲のせい。
とにかく、日本ではこの時期になると、
大好きなNHK-FMからも、割とひんぱんにこの曲が流れてくる。
これもちょっとおもしろい年末の感じのひとつ。

ぼくの愛聴盤は、カラヤンもいいけれど、
何といっても、このフルトフェングラーが第二次大戦直後に録音した
あの先日他界してしまったシュワルツコップも歌っている
名盤の誉れ高いバイロイト盤。
特に、第三楽章のアダージョのうつくしさは白眉きわまりない。

ベートーヴェン : 交響曲第9番ニ短調op.125 「合唱」

ベートーヴェン : 交響曲第9番ニ短調op.125 「合唱」

例年だったら、これだけでお茶を濁すところなのですが、
今年はちょっといつもと違う。
何だか、ここのところこの「合唱」に限らず、
徹底的にいろんな演奏を聴いている。

そこでちょっとぼくなりの発見があったのは、
そんなベートーヴェンの楽曲の中に、
しっかりとモーツァルトがいるということだったのですね。
聞くところによると、モーツァルトはベートーヴェンにとって
アイドル的な存在だったとのこと。
それでも、ただの物まねではなくて、
きちんと進化したかたちで成立していることが、よくわかったのです。

それが、すごくうれしかったので、こんなことを書いてみました。
なぜか、やはりそうじゃなくっちゃ!と思ったのです。
だから余計に、そのあとに聴いたモーツァルトはしみました。。。

そして先程、生の演奏は聴けなかったけれど、
NHK-BSで、今年のN響の第九演奏会の模様が放映された。
今年の指揮者は、N響の指揮は今回が二回目という
現在ドイツで活躍中の、ぼくと同い年の上岡敏之さん。
この演奏も、とても新鮮でよかったですよ。
やはり生で、聴きたかったなぁ〜。

そんなわけで、最近のぼくの車の中は、
いつもベートーヴェンと、ブルースです。(笑)

December 2017

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