読書な土曜日。


今日は、朝すこしだけ、この冬はじめて雪が舞った。
そんな土曜日、体調がすぐれなかったこともあって、
一日中、家にいた。

〆切がすぎていた原稿を書いたりしたものの、
かなり、ゆるーい読書な一日だった。

まず最初に読み始めたのが、これもかなり前から
机の上に積まれたままになっていた「新訳 星の王子さま」


星の王子さま

星の王子さま

この本は、子供の頃から大好きな本なので、
今までも、新訳が出るとついつい買ってしまったけれど、
そのすべてが、やはり最初の記憶というのがあまりにも強くて
「???」な感じで、好きになれなかった。
ところが今回は、それが違った。
もちろん、最初に内藤濯氏が訳されたものとは、
かなりの部分でニュアンスが違ったけれど、
それでも、”本を読んで、想像がふくらむ”
あの独特の感じが、とても気持ちよかった。
それもそのはず、今回の訳者は、あの池沢夏樹さん。
とっても、すてきなあたらしい訳でした。

それを一気に読み終えて、同じくサン・デグ・ジュペリの
これまた大好きな一冊「夜間飛行」にも手が伸びた。
この本は、次にどこかに行くときに持って行こう!
と思って買っておいた文庫本。
これも、やっぱりすき。ため息が出る。


夜間飛行

夜間飛行

そして、次にずいぶん前に買ったものの、
今まで何となく気が進まなくて読まなかったスーザン・ソンタグもの。
ぼくは、この「写真論」を書いたこともある
スーザン・ソンタグさんが、割と好きでした。
と、過去形になってしまうのも、亡くなってしまったのですね。
それにしても、あの9.11の時の彼女のコメントはすてきだった。
そして、この本は、「ごめんなさい」という感じでした。。。


スーザン・ソンタグから始まる/ラディカルな意志の彼方へ

スーザン・ソンタグから始まる/ラディカルな意志の彼方へ

そうだ、気を取り直してと、
読みかけだった、中沢新一さんの「三位一体モデル」を一気に読む。
これはもう、すご〜〜くおもしろくて、
こんなにも、むずかしいことを、こんなにも楽しく感じさせてくれる
中沢さんは、やっぱりすごいなーと思ったのでした。


三位一体モデル TRINITY

三位一体モデル TRINITY


もういいかなーと思っていたら、
まだまだ、ありました。(笑)
これはちょっとお借りしている本。
先日もちょっと書きましたけれど、
現在、友人から「ALPA9d+MacroSwitar」という
とてつもなく強力なオヤジカメラを借りていて、
そして、その「ガイドブック」のようなものも
いっしょにお借りしていたので、ページをめくってみました。
この手のものは、すべてバカにしていたのですが、
そこは、さすがに「ALPA」です。
その歴史と、構造を綴っているのを読んでいるうちに
ぼくは改めて、映画と写真のふか〜い関係に、
感嘆したりしていました。
これこそが、ほんとうのバカかもしれませんね。(笑)


アルパブック―スイス製精密一眼レフアルパのすべて

アルパブック―スイス製精密一眼レフアルパのすべて


姪っ子たちが、ぼくの部屋に遊びに来たので、
タンタンの絵本を見せてあげたりしていたら、
今度はぼくが、そのままその絵本を読みふけるという、
何ともダメなおじさんでした。。。

そんな、読書な土曜日。
ずいぶん元気になりました。

December 2017

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