楽しみにしてくれていた人たちもたくさんいたと思いますが、
数ヶ月にわたってお休みになっていました、
”今日の空インデックスページ”が、
やっとこのようなかたちで、ご紹介できることになりました。
早いもので、この”今日の空”は2002年の元旦から始まりました。
以後、一日も欠かすことなく続いています。
正直、ぼくもこんなにも長く、しかも休むことなく
続けられるとは思ってもいませんでした。
考えてみたら、2000年の1月から徳重さんに教えてもらいながら
”イチゴウ日記”なんてタイトルで、ホームページをはじめてみたわけです。
これはまさに、今で言うところのブログそのもののようなものでした。
始めた理由は、ちょうどその頃からFinePixの仕事をするようになって、
ぼくは、どうしても、このデジカメというのが好きになれませんでした。
でも、いやいや仕事をするのは、もっといやなわけです。
そこで、まずは食わず嫌いになる前に、少しは知る努力を、
ということで、当時はHDも2GだったPowerBookを手に入れて、
まずは、慣れる意味で”たわいもない日常”を綴ることにしたのです。
ところが、結果は”慣れる”というよりも、
むしろ、その中でぼくは、”写真”というものの本質みたいなものが、
何となくではあるのですが、少しずつ浮き彫りになっていったように感じました。
そうなのです。写真なんてものは、芸術のためにあるのではなくて、
コミュニケーションのためにあるものなのです。
もちろん、それだけではないいろいろもあるにはあるのですが、
いずれにしても、一番大切なのは、”簡単にいろいろやる”ではなくて、
”楽しくいろいろやる”なのですよね。
だからぼくは、湿板写真のような究極のアナログ写真も大好きですし、
携帯電話カメラを使って写真を撮るのも大好きなのです。
そんな風にして、この数年間で、写真を取り巻く状況は、
日に日にデジタル化しているというか、変化しています。
その中には、すごく楽しい変化もあれば、つまらない変化もあるわけです。
ただ、その中で、大きな実感としていつも頭に浮かんでくるのは、
いずれにしても、実体のあるものを作っていきたいという衝動なのです。
やっぱり、ネットだけの世界なんて、楽しくないですよね。
そんなこんなを、いろいろ模索しています。
そして、その準備をしています。
ですので、近いうちに、このホームページも改訂する予定です。
でも、今までやってきたことは、かたちを変えながらも続けていくつもりです。
なぜなら、ぼくの力不足で、まだそれをうまく伝えることが出来ていませんが、
実はぼくの写真のすべては、そんな”たわいもない日常”の中から
はじめて”一枚の写真”となって生まれているからなのです。
久しぶりだったから、ちょっと長くなってしまいましたね。
今まで徳重さんが、毎月作ってくれていた”今日の空インデックスページ”も
手間をかけてしまったけれど、とても大好きなページでした。
そして今後は、このすぐれたプログラムのflickrの中に、
ぼくの空の専用ページを作ったような気になっていますので、
新たなデータベースが、そこに生まれてくるはずです。
そして、そこからまた新たに生まれてくるものを、
ぼく自身もすごく楽しみにしているのです。
ですので、これからもよろしくお願いしますね!
まずは、”今日の空”ゆっくりお楽しみ下さい。
これ、右上の”View as Slideshow”をクリックしてもらうと
自動的にスライドショーが始まるのですが、
その月のことを思い出しながら、ボーッと観てみると、
驚くほどに、忘れていたいろんなことを思い出すものです。
しかも、うれしいことに、必ず明日という空があるのですよね。
そのことだけでも、すごく元気が出るものです。
では、2007年の2月からお休みしていましたので、
2007年の3月分から、一気に公開です!