先週、CFの撮影で、久しぶりに屋久島に行って来ました。
運良く、台風はおもしろいように避けてくれたけれど?
それでも一度山に入ると、時折強い雨に打たれて、
もう、すべてがずぶ濡れ。。。
その上、雨が降ると、眼鏡というのが、大いなるくせ者。
それというのも、濡れることによって、レンズ効果が生まれ?
遠近感を失ってしまうのです。
だから特に、あのいつ滑ってもおかしくない岩に足を下ろすのが
怖いの何のって・・・しかも、時にはものすごい急勾配。
そんなわけで、天気は少々荒れて、
だから登山も大変で、でもきっとその分、
屋久島ならではの映像が撮影できたことは確か。
もちろん、これより編集やらいろいろあるけれど、
その公開をお楽しみに!
もちろん、写真もその中に含まれています。
そして、今回屋久島に行って思ったのは、
「世界遺産」ってどうなんだろう?ということ。
それというのも、そのおかげで観光客が倍増し(倍どころではない)
登山道が整備されて、その道を多くの人々が、
観光登山ガイドなる、訳のわからない人々と共に歩いている。
そうなるともはや、その場所は「秘境」ではない。。。
だって看板が「もののけ姫の森」ですから。(笑)
しかも、ぼくはそんなガイドたちの態度に大きな違和感を感じたのです。
何だか、とても偉そうで、やけに妄信的。
テレビでは、新総裁の報道が続いているけれど、
そこにも、同じようないや〜な感じの政治的なにおいがあった。
それもそのはず、「世界遺産」になったとたんに、
屋久島は、環境庁の管轄になったとのことなのです。
とにかく、そんなことはどうでもいいのですが、
今一度、「観光」というものを考え直さなければ、と思った旅でした。
必ずもっといいかたちがあるはずですよね。
だって、あんなにも美しい森がそこにあるのだから。