菅原一剛写真展
「Sundle Ghona(シュンドル ゴナ) -美しい村-」
〜日本赤十字社 バングラディシュ 救援現場より〜
終戦記念日の今日、
事務所でサンプルプリントをしていたのが、この写真展の写真。
今回の写真展は、2008年2月3日より
紀香さんと共に、バングラディシュを訪れた時のものです。
こうやって、被災地を訪れて写真を撮るというのは、
ぼくにとっても初めての経験でした。
学生時代は、多くの写真学生同様に、
ジャーナリストを目指した時もありましたから、
最初はとても慎重にカメラを向けていたように思います。
そんな中で、真っ直ぐな紀香さんの言動に後押しされるように、
今回のメインイメージでもある、
一枚の「真っ直ぐ、カメラを見つめる少年」の写真が撮れました。
もちろんその写真は、撮ろうと思って撮れる写真ではなく、
写るべくして写ったかのような印象を持っています。
何よりぼくは、この写真の中に、
この少年の、子供たちの、未来が写っているかのように思えたのです。
そして何としても、その未来が現実の未来として
写るだけではなくて、成立して欲しいと心から願いました。
次の日から、ぼくはスタッフのみんなに無理を言って、
朝早く、一足先に宿舎を出発して、
それまで毎日素通りしていた、ある村を訪れました。
そんな朝の村には、それまで見ることが出来なかった
あたたかい風景をたくさん見つけることが出来ました。
そして驚くことに、その村の名前は「シュンドル ゴナ」といい、
その意味は「美しい村」という意味だったのです。。。
とにかく、そこからいろんなことが始まりました。
その第一歩が、今回の写真展です。
それまでも、その中でもいろいろあるのですが、
それはまた追ってお知らせしますね。
とにかく次から次へと、すべてがものごとが、
すごくいい感じで響き合っています。
こういった呼応というのは、とても気持ちのいいものです。
今日は、まずそのお知らせです。
では、続きをお楽しみに。