今日も朝からはっきりしない天気。午後になって、幾分あかるくなるかと思っていたけれど、その光も今ひとつ力が無く、一日中曇り空。
そんな空の下、今日は、昨晩セイゲンさん宅で「SACD」を聴かせてもらったこともあって、久しぶりに自身でも、音を出してみる。
まず最初は、それこそ昨晩聴かせてもらったボブ・ディランの「ナッシュビル・スカイライン」。解像感こそ、若干ドーピングされた「SACD」に劣るものの、音楽という観点になると、やはりオリジナル盤には叶わない。言葉で表すと、体温を感じるということかもしれない。
そして、次はライトニング・ホプキンスの名盤「MOJO HAND」。
ブルースもなかなか調子がいい。やはりこの世界になると、マーク・レビンソンのアンプが、水を得た魚のようにJBLのスピーカーをドライブしてくる。しかもそこには、ブルース独特の影がある。
その後何枚か、いろいろと聴いてみて、最後は自身のいろんな意味での定番でもあるジョン・レノンの「イマジン」。実はぼくはこの「イマジン」を4枚持っている。(笑)ひとつは中学生の時に買った日本盤。そしてもう一つは大学生の時にジャケットの色の感じが異なったので、何となく手に入れた米国盤。そしてオーディオを始めてから、オリジナル盤の魅力に取り憑かれて、ビートルズのオリジナル盤を買い漁りながら、同時に増えていった英国盤のサード・プレスとファースト・プレス。しかもCDもマスタリングが変わる度に買っているから、自分でも呆れる。(笑)とにかく、ぼくにとってはそれ程に大切なアルバム。
久しぶりに聴いた自宅の音は、季節の空気の力も手伝って、その音は以前よりも説得力を増していたような気がした。
そして今晩は、沼ちゃんの家にお呼ばれ。しかも本日伺った最大の理由のものを忘れてお邪魔するという為体に、自己嫌悪。(陳謝)
ただいつものように、自身のエネルギーの源「特製肉じゃが」を中心とした手料理を、ご馳走になっただけで、本当にごめんなさい。反省しています・・・
今日は日曜日。それでもぼくの中に日曜日が生まれてこない感じが、何とも空同様にスッキリしない。ただ、こうやって大切な友人のと過ごす時間があるだけでも、大切な日曜日の空。@東北沢